• 日々のみ言葉 2017年9月3日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年9月3日(日)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書11章52節】
    11:52「忌まわしいものだ。律法の専門家たち。あなたがたは、知識のかぎを持ち去り、自分もはいらず、はいろうとする人々をも妨げたのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《今日は、イエス様がパリサイ人や律法学者たちに言われた、最後の言葉について学びます。

     イエス様は、最初は、
    「忌まわしいものだ。パリサイ人たち。」と言われ、話されました。

     すると、その食卓の場に同席していたある律法の専門家が、答えて言ったのです。
    「先生。そのようなことを言われることは、私たちをも侮辱することです。」

     それを聞かれたイエス様は、今度は、
    「あなたがた律法の専門家たちも忌まわしいものだ。」と矛先を変えられたのです。
     しかし実際は、パリサイ人と律法学者の両方に向けて語られています。そしてそれは、ユダヤの指導者に向けて語られたことなのです。

     イエス様が言われた「知識のかぎ」とは何でしょうか。それは、「神の国に入る知識のかぎ」と言うことです。そしてそれは、神の恵みにより信仰によって救われると言うことです。

     ところが彼らはそれをすり替えて、彼らが作った人間の規則(口伝律法)を守れば、救われると教えていたのです。それは、彼らが「知識のかぎを持ち去って」いることに他なりません。
     そして全く違ったかぎを与えているわけですから、自分が入ることが出来ないだけでなく、入ろうとする人も、入れないようにしていることになります。

     イエス様が、ここで言われている真意は、『ご自分こそ神の御国に入る門のかぎである』と言うことです。

     イエス様は言われました。
    『「私は門です。誰でも、私を通ってはいるなら、救われます。」(ヨハネの福音書10:8)』

     イエス様は言われました。
    『「私が道であり、真理であり、いのちなのです。私を通してでなければ、誰ひとり父のみもとに来ることはありません。」(ヨハネの福音書14:6)』

     恵みによって、恵みのみにより救われるのです。すべては神様の一方的な恵みなのです。
     天の父なる神様は、イエス様と言う素晴らしい御恵みをお与えになりました。そのお方に真っ向から敵対したのが、彼らパリサイ人や律法学者たち、ユダヤの指導者なのです。

     やがてそれはさらにエスカレートして、ユダヤ人の誰であっても、イエス様の御元に行く者ならば、ユダヤ社会から追放すると言う、暴挙まで発展して行くことになります。まさしく神の国に入ろうとする人々を妨げるわけです。

     その中においても、ニコデモとアリマタヤのヨセフは、大いなる恵みにより、主イエス様と出会ったのです。そして彼らは、ユダヤ社会から追放されることになるのです。》

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