◇◆◇日々のみ言葉
2017年9月11日(月)
◎聖書箇所 【ルカの福音書12章8節~9節】
12:8「そこで、あなたがたに言います。だれでも、私を人の前で認める者は、人の子もまた、その人を神の御使いたちの前で認めます。
12:9 しかし、私を人の前で知らないと言う者は、神の御使いたちの前で知らないと言われます。」
◎ショートメッセージ
《マタイの福音書に書かれた、ほぼ同じ内容の記事を見ますと、
『「ですから、私を人の前で認める者はみな、私も、天におられる私の父の前でその人を認めます。」
しかし、人の前で私を知らないと言うような者なら、私も天におられる私の父の前で、そんな者は知らないと言います。」(マタイの福音書10:32~10:33)』と書かれています。
ルカの福音書とマタイの福音書に書かれた、ほぼ同じようなイエス様の教えは、間違いなく別の場所でなされた教えであることが分かります。
さて、本文を見ることにしましょう。
ルカの福音書とマタイの福音書で言われたイエス様のお言葉は、同じようですが、実は全く違うことを弟子たちに教えています。
そこで、今日はまずルカの福音書に書き記されたイエス様の言葉について考えて見ましょう。
そして、明日は同じ箇所となりますが、マタイの福音書に書き記されたイエス様の言葉についても、考えて見ることにしたいと思います。
まず「本日のみ言葉」の聖書箇所です。ルカです。
イエス様は、「あなたがたに言います」と言われました。
これは、とても大切なことです。つまり弟子たちに、そしてイエス様を信じるすべてのクリスチャンに向けて、語られていることを意味しています。
それは、神様の一方的な恵みによって救われた者に語られています。
「だれでも、私を人の前で認める者」とは、「だれ」とは未信者ではありません。主イエス様を信じる人なら「だれでも」なのです。
主を信じる者が、まだ主を知らない人々の前で、自分がクリスチャンであることを認めると言う意味であり、それは自分が誰に属している者か、つまり「旗印」を明確にすることなのです。
そうすると、天において父なる神の右の座に座しておられるイエス様が、御使いたちに、その者が「主イエス様に属している者」として、この世において守るべき存在として認め、守護天使を送られると言うことなのです。
ヘブル人への手紙の著者はこう言っています。
『御使いはみな、仕える霊であって、救いの相続者となる人々に仕えるため遣わされたのではありませんか。(ヘブル人への手紙1:14)』
悪魔となった御使いの長ルシファーは、天にいた三分の一の御使いをだまし、堕落させ悪霊とさせました。
しかし三分の二の御使いが、神様の側には残されています。彼らの役目は、主にある人々を守ることなのです。私たちは、守られています!》