◇◆◇日々のみ言葉
2017年9月12日(火)
◎聖書箇所 【ルカの福音書12章8節~9節】
12:8「そこで、あなたがたに言います。だれでも、私を人の前で認める者は、人の子もまた、その人を神の御使いたちの前で認めます。
12:9 しかし、私を人の前で知らないと言う者は、神の御使いたちの前で知らないと言われます。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からの学びとなります。
ルカの福音書においては、イエス様は、「だれでも、私を人の前で認める者は、人の子もまた、その人を神の御使いたちの前で認めます。」と言われましたが、
マタイでは、
『「ですから、私を人の前で認める者はみな、私も、天におられる私の父の前でその人を認めます。」
しかし、人の前で私を知らないと言うような者なら、私も天におられる私の父の前で、そんな者は知らないと言います。」(マタイの福音書10:32~10:33)』と書かれていて、「御使い」ではなく「天におられる私の父」となっています。
明らかに、ルカの福音書とマタイの福音書では、内容が異なっていることが分かります。
それでは、マタイの福音書に書かれたイエス様の言葉の真意とは何なのでしょうか。それを今日は共に考えて見たいと思います。
イエス様は、「旗印」を明確にすることを求めておられます。またそのことを要求されているのです。
イエス様のこの言葉を、十二使徒はしっかりと耳にしました。しかしやがて、リーダーであるシモン・ペテロが、大祭司カヤパの庭において、イエス様を三度知らないと言うことになるのです。
マルコの福音書によりますと、
『ペテロが下の庭にいると、大祭司の女中のひとりが来て、ペテロが火にあたっているのを見かけ、彼をじっと見つめて、言った。「あなたも、あのナザレ人、あのイエスと一緒にいましたね。」
しかし、ペテロはそれを打ち消して、「何を言っているのか、わからない。見当もつかない。」と言って、出口のほうへと出て行った。すると女中は、ペテロを見て、そばに立っていた人たちに、また、「この人はあの仲間です。」と言いだした。
しかし、ペテロは再び打ち消した。しばらくすると、そばに立っていたその人たちが、またペテロに言った。「確かに、あなたはあの仲間だ。ガリラヤ人なのだから。」
しかし、彼はのろいをかけて誓い始め、「私は、あなたがたの話しているその人を知りません。」と言った。
するとすぐに、鶏が、二度目に鳴いた。そこでペテロは、「鶏が二度鳴く前に、あなたは、わたしを知らないと三度言います。」というイエスのお言葉を思い出した。それに思い当たったとき、彼は泣き出した。(マルコの福音書14:66~14:72)』と書かれています。
鶏が鳴いた時、ペテロは、このイエス様の言葉を思い出したはずです。そして大泣きした時に、悔い改めと謙遜を知らされたのです。
アリマタヤのヨセフとニコデモも、やがて十字架の旗印をしっかりと掲げる時がやって来ます。私たちはどうでしょうか。》