• 日々のみ言葉 2017年9月17日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年9月17日(日)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書12章16節~21節】
    12:16 それから人々にたとえを話された。「ある金持ちの畑が豊作であった。
    12:17 そこで彼は、心の中でこう言いながら考えた。『どうしよう。作物をたくわえておく場所がない。』
    12:18 そして言った。『こうしよう。あの倉を取りこわして、もっと大きいのを建て、穀物や財産はみなそこにしまっておこう。
    12:19 そして、自分のたましいにこう言おう。「たましいよ。これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ、安心して、食べて、飲んで、楽しめ。」』
    12:20 しかし神は彼に言われた。『愚か者。おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。そうしたら、おまえが用意した物は、いったいだれのものになるのか。』
    12:21 自分のためにたくわえても、神の前に富まない者はこのとおりです。」

    ◎ショートメッセージ
    《ここでイエス様は、弟子たちに「愚かな金持ち」と言うたとえを話されました。

     ある聖書解釈者は、これがたとえではなく、実際に起こったことを、あるいはこれから起こることをイエス様が、たとえと言う形で話されたと言う説を述べています。

     その決定的な証拠が、聖書には書かれてはいませんから、何とも言えないのですが、考えられる人物は存在しているのです。

     その人物とは、マタイの福音書によりますと、

    『すると、ひとりの人がイエスのもとに来て言った。
    「先生。永遠のいのちを得るためには、どんな良いことをしたらよいのでしょうか。」
     イエスは彼に言われた。
    「なぜ、良いことについて、私に尋ねるのですか。良い方は、ひとりだけです。もし、いのちにはいりたいと思うなら、戒めを守りなさい。」
     彼は「どの戒めですか。」と言った。そこで、イエスは言われた。
    「殺してはならない。姦淫してはならない。盗んではならない。偽証をしてはならない。父と母を敬え。あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」
     この青年はイエスに言った。
    「そのようなことはみな、守っております。何がまだ欠けているのでしょうか。」
     イエスは、彼に言われた。
    「もし、あなたが完全になりたいなら、帰って、あなたの持ち物を売り払って貧しい人たちに与えなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、私について来なさい。」
     ところが、青年はこの言葉を聞くと、悲しんで去って行った。この人は多くの財産を持っていたからである。(マタイの福音書19:16~19:22)』と、書かれています。

     ルカは、この青年は「ある役人」と書き記しています。それは会堂管理人もしくは最高議会の議員であることを意味しています。
     青年でありながら、それほどの地位を持っていることから、彼はまさしく裕福な家庭の御曹司であることでしょう。またこの記事は、三つの共観福音書のすべてに書き記されています。それほどに大切なことであることが分ります。

     明日は、本日のみ言葉の同じ箇所から、イエス様の話された「たとえ」の内容について、一緒に考えて見たいと思います。》

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