• 日々のみ言葉 2017年9月20日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年9月20日(水)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書12章22節~23節】
    12:22 それから弟子たちに言われた。「だから、私はあなたがたに言います。いのちのことで何を食べようかと心配したり、からだのことで何を着ようかと心配したりするのはやめなさい。
    12:23 いのちは食べ物よりたいせつであり、からだは着物よりたいせつだからです。」

    ◎ショートメッセージ
    《今日から学ぶみ言葉の箇所は、マタイの福音書の中の「山上の垂訓」とほぼ同じ内容のイエス様の教えです。よって、マタイの福音書と比較しながら、深く考えて行きたいと思います。

     この箇所は、マタイの「山上の垂訓」の箇所と区別する為に、「平地の説教」とも言われています。また、「山上」と言っても、ガリラヤ湖の側には、そんな高い山は無く、本当は丘であったとも言われています。とすると、ルカの福音書に書き記された「平地の説教」の場所も、もしかすると案外同じ場所であったかも知れないのです。

     実際に、大群衆が集まって、イエス様の教えを聞くとなると、そのような状況に適した場所は、それほど多くはなかったのではないでしょうか。
     イエス様が、丘の上の方におられ、その下に半円を描くごとく人々が座っている場面が目に浮かんで来ます。
     そのような場所で、イエス様は非常に大切な真理を弟子たちに、そして人々に教えられたのではないでしょうか。

     マタイの福音書によりますと、
    『「だから、私はあなたがたに言います。自分のいのちのことで、何を食べようか、何を飲もうかと心配したり、また、からだのことで、何を着ようかと心配したりしてはいけません。いのちは食べ物よりたいせつなもの、からだは着物よりたいせつなものではありませんか。」(マタイの福音書6:25)』となっています。

     若干、イエス様の言われた表現に違いがありますが、ほぼ同じ内容です。マタイでは、「何を飲もうか」と言うことが付け加えられています。

     ユダヤでは、真水は非常に貴重なものでした。それは多くの川の水は飲料に適していなかったからです。また生水よりもぶどう酒の方が、安全であり、水代わりとして飲んでいたのです。なぜなら、アルコール分には殺菌作用があるからです。

     さて、
     私たちは「思い煩い」ます。その思い煩いの中でも最も基本的なものは、生活問題です。もちろんそれ以外にも思い煩うことはあります。例えば家族の問題とか将来についてとか。しかし、何といっても生活問題での思い煩いが一番先に関わって来ます。それゆえ、主イエス様は、ここで、生活についての思い煩いの問題を取り上げておられるのです。

     主イエス様を信じる者に取って、思い煩いは問題なのです。というのは、思い煩いは信仰生活を前進させて行かないからです。

     イエス様は言われました。
    「だから、私はあなたがたに言います。いのちのことで何を食べようかと心配したり、からだのことで何を着ようかと心配したりするのはやめなさい。」と。これは勧めではありません。命令なのです。

     私たちが「衣食住」について思い煩うことは、神様に、主イエス様に信頼していないことを証言していることになります。
     明日も引き続き、同じ箇所から考えて見たいと思います。》

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