◇◆◇日々のみ言葉
2017年9月27日(水)
◎聖書箇所 【ルカの福音書12章29節~30節】
12:29「何を食べたらよいか、何を飲んだらよいか、と捜し求めることをやめ、気をもむことをやめなさい。
12:30これらはみな、この世の異邦人たちが切に求めているものです。しかし、あなたがたの父は、それがあなたがたにも必要であることを知っておられます。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所から学ぶことにします。
二千年のユダヤと今現在では、イエス様が言われたこの教えは、少し解釈が変わって来る感じがしないでもありません。
つまり現在では、特に日本では、食べ物もまた飲み物を、感謝なことに、店舗に溢れています。全世界の生産された食料の70%が、北半球に集中していると言われています。
よって、今日のランチは、あるいは夕食は何を食べようか、何を飲もうかと、選択に迷うと言う贅沢な悩みの中に置かれている私たちとは違うのです。
当時の世界では、もちろん冷蔵庫などはありません。また電子レンジもありません。
よって肉を食べるとしたら、その場において屠ることになるのです。
もちろん、当時のイスラエルでも貧富の差はありましたから、裕福な家庭では何を食べようか、あるいは何を飲もうか、ということはあり得たと思われます。
しかし、イエス様は、
「これらはみな、この世の異邦人たちが切に求めているものです。」
と言われるのです。
ここで言われた「異邦人」とは、ローマを指すことは間違いありません。なぜなら、ローマにおいては、今以上に食文化が発達していたからです。
ローマ貴族たちは、奴隷や召使いに沢山の料理を作らせては、贅沢三昧に美食を味わっていたからです。
さて、イエス様が言われていますことは、私たちが生きて行く為に、必要な日々の糧のことを表わしています。
そして「あなたがたの父は、それがあなたがたにも必要であることを知っておられます。」と言われるのです。
それではどうしたら良いのでしょうか。その答えこそが「主の祈り」なのです。
『「祈るときには、こう言いなさい。
父よ。御名があがめられますように。御国が来ますように。
私たちの日ごとの糧を毎日お与えください。
私たちの罪をお赦しください。私たちも私たちに負いめのある者をみな赦します。
私たちを試みに会わせないでください。」(ルカの福音書11:2抜粋~11:4)』
もちろん、働きもせず、ただ遊んでばかりで、主の祈りを唱えても、与えられません。聖書は、怠け者を戒めていますから。
仕事があること、また収穫があることは、すべてが主の恵みなのです。クリスチャンの家族が飢えることは、あり得ないのです。
それは、天地創造主なる神様が心配してくださるからです。》