◇◆◇日々のみ言葉
2017年9月30日(土)
◎聖書箇所 【ルカの福音書12章33節~34節】
12:33「持ち物を売って、施しをしなさい。自分のために、古くならない財布を作り、朽ちることのない宝を天に積み上げなさい。そこには、盗人も近寄らず、しみもいためることがありません。
12:34 あなたがたの宝のある所に、あなたがたの心もあるからです。」
◎ショートメッセージ
《これはある成功物語の本に書かれていたことですが、
ある人が大金持ちに、「どうしたら、あなたみたいに大金持ちになることが出来ますか?」と聞いたそうです。
すると、その大金持ちは、「それは君。使わないことだよ。」と答えたそうです。
もちろん一生懸命に働いて貯蓄していけば、また信託に投資していけば、どんどん財産は貯まって豊かになって行くことは、この世の常識であり、経済原則です。
また、自分の持ち物を売って、あるいは与えて行けば、その人の財産は減って行くことになり、貧しくなって行くことは当然のことです。
しかしイエス様が言われる「神の国」では、そうではないのです。
神様に捧げ、また人に施す人は、神様から大きな祝福を頂いて、豊かになって行くと言われるのです。
実際に、今私たちに与れられている物は、すべてが神様の恵みなのです。それゆえ与えられた物から、十分の一を返金することは当たり前のことなのです。感謝の気持ちを献金で表わすことも当然のことです。
また余裕が少しでもあるのなら、助ける力があるのなら、必要を覚えているクリスチャンの友人を応援することは、神様の喜ばれることなのです。必ず報いは来るのです。
神の国の原則は、「与えなさい。そうすれば与えられます。」と言うことです。
そして、次にイエス様が言われたことは、
「あなたがたの宝のある所に、あなたがたの心もあるからです。」と言うことです。
世界は、多くの物で溢れかえっています。そして私たちは多くの物を持っています。もし物に支配されていたとしたら、その人の心は、一体どこにあるのでしょうか。その人にとって、最も大切な物とは何なのでしょうか。
ある人は、使い切れないほどに余り有るお金であるかも知れません。まさしく、見た目は裕福かも知れません。しかしそのような人ほど、もしかしたら、実際には心が貧しいのです。
なぜならイエス様はこう言われるからです。
『「だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。(マタイの福音書6:24)』と。
神様に捧げ、そして人に施すことは、天に宝を積むことになると言われるのです。》