◇◆◇日々のみ言葉
2017年12月22日(金)
◎聖書箇所 【ルカの福音書16章23節】
16:23「その金持ちは、ハデスで苦しみながら目を上げると、アブラハムが、はるかかなたに見えた。しかも、そのふところにラザロが見えた。」
◎ショートメッセージ
《さて、この貧乏人ラザロは死んで、御使いたちによってアブラハムの懐に連れて行かれました。
それからしばらくして、金持ちも死んで葬られたのです。
イエス様は、ここからハデス(よみ)のことを鮮明に語られます。
まず驚くべきことは、御使いたちによってアブラハムの懐に連れて行かれたラザロの霊と魂と、神様を信じないで死んだ金持ちの霊と魂が、同じ空間に存在していると言うことです。
しかも金持ちから、アブラハムとラザロが見えると言うのです。金持ちのいる場所から、はるかかなたの上方に、その二人がいると言うことが分かります。
そしてもう一つ、重要な真実が分かって来るのです。それは金持ちは苦しんでいると言うことです。
良く考えて見ましょう。金持ちの肉体は、すでに腐り果てているはずです。それにも関わらず、霊と魂の存在である金持ちは、苦しみを味わっていると言うのです。
預言者イザヤはこう語っています。
『「彼らは出て行って、私にそむいた者たちのしかばねを見る。そのうじは死なず、その火も消えず、それはすべての人に、忌みきらわれる。」(イザヤ書66:24)』と。
聖書から考えられることは、ハデスには二つの場所があると言うことです。
一つがパラダイス。
そこは、神様を信じ、神様と共に歩んだ者たちが集められる場所であり、アブラハム、イサク、ヤコブ、そしてモーゼ、ヨシュアやダビデがいます。
そしてもう一つがゲヘナ。
そこは、神様を信ぜず、神様に逆らい続けて来た人々が集められている場所です。
なぜイエス様は、そのことを知っておられたのでしょうか。
人として乙女マリヤから生まれる前に、父なる神様の一人子として、パラダイスに数えきれないほどに来たからに違いありません。
それだからこそ、アブラハムはイエス様を喜んだのです。
イエス様は、パリサイ人や律法学者たちに、はっきりと宣告されました。
「あなたがたの父アブラハムは、私の日を見ることを思って大いに喜びました。彼はそれを見て、喜んだのです。まことに、まことに、あなたがたに告げます。アブラハムが生まれる前から、私はいるのです。」》