◇◆◇日々のみ言葉
2017年12月23日(土)
◎聖書箇所 【ルカの福音書16章24節】
16:24「彼は叫んで言った。『父アブラハムさま。私をあわれんでください。ラザロが指先を水に浸して私の舌を冷やすように、ラザロをよこしてください。私はこの炎の中で、苦しくてたまりません。』」
◎ショートメッセージ
《 引き続き、主イエス様が語られた「金持ちとラザロ」について学んで行きます。今日はその五回目になります。
さて、地上において贅沢三昧な生活をしていた金持ちは死んで葬られました。
日本の多くの人々は、『人間は死んだら終わりである。無から生まれたから無に帰るのだ。何もかも無くなってしまうのだ。』と考えています。
それにも関わらず、「終活」と称してお墓や埋葬のことには、熱心でいたりします。
この金持ちをそうだったのです。まさか、死後の世界が本当に実在するとは思っていなかったのです。
彼の心臓が鼓動を止めた時、すべてが無になるはずでした。しかし無ではなかったのです。彼は意識もはっきりしていました。そればかりではなく、生きていた時と同じように五感があることも分かったのです。
彼は「しまった」と思ったのですが、もうその時には手遅れだったのです。彼はよみに落ちて行きました。そして気がついて見ると、そこには燃えさかる炎と、忌み嫌うべき、ウジがたくさん這っていたのです。
彼は苦しみの中にふと目を上げました。
すると、はるかかなた上方に、アブラハムと、そのふところに抱かれるラザロが見えたのです。
金持ちはあらん限りの声で叫びました。
「父アブラハムさま。私をあわれんでください。ラザロが指先を水に浸して私の舌を冷やすように、ラザロをよこしてください。私はこの炎の中で、苦しくてたまりません。」
これが真実です。
これが真理です。
これが現実です。
本当に、地獄と天国は実在するのです。
父なる神様の命令はただ一つです。
それは御子イエス・キリストを信じ受け入れ、「永遠のいのち」をいただくことです。
仏教が教える「極楽と地獄」のような、夢物語ではないのです。良い行ないをした者が極楽浄土に行き、悪い行ないをした者が地獄に行くのではありません。
私たちの罪の為に、身代わりとして十字架にかかられ死なれ、三日目によみがえられた救い主イエス・キリストを信じ、受け入れる者だけが、天の御国に行けるのです。
残念ながら、主イエス・キリストを拒否する者、十字架の贖いを否定する者たちは、この金持ちのように、苦しみの場所へと下って行くことになります。「しまった」と思っても、もう遅いのです。
間もなく、2017年のクリスマスがやって来ます。明日24日(日)クリスマス・イブ、そして25日(月)クリスマスでは、「金持ちとラザロ」の話を一旦置いて、クリスマスの学びをしたいと思っています。》