• 2017年12月24日クリスマス礼拝メッセージの概要

    ◇◆◇2017年12月24日クリスマス礼拝
    ◎本日の聖書箇所 【ルカの福音書2章8節~20節】 (新約p.100上段)
    2:8 さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
    2:9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
    2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。
    2:11 きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
    2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
    2:13 すると、たちまち、その御使いと一緒に、多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。
    2:14 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
    2:15 御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」
    2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。
    2:17 それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。
    2:18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。
    2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
    2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

    ◎メッセージの概要 【喜びの訪れ】
    《今日はクリスマス・イブです。クリスマス・イブニングの略語で、英語の古語のevenから来ているとも言われています。ユダヤ暦では、日没すなわち午後6時から新しい一日が始まりますから、イエス様がお生まれになられたのは、25日の夜、すなわちローマ暦では、24日の夜になるわけです。それゆえ、世界中ではクリスマス・イブが盛大に祝われるわけです。
     本来クリスマスとは、キリストをミサすると言う意味であり、東方の三博士が生まれて数日経った幼子イエス様を礼拝しに来た事から発生しています。彼らはユダヤ人ではなく、異邦人であり、伝承ではバビロニアに住む王たちだともと言われています。
     さて、救い主誕生の最初の知らせが、誰によって、誰にもたらせられたかと言いますと、御使いガブリエルによって、ダビデの町ベツレヘム郊外に野営していた羊飼いたちだったと言うことです。
     羊飼いたちとは、ユダヤ人ですが、彼らはユダヤ社会から追放された人々で、多くの場合、罪人やならず者たちが羊飼いの仕事をしていたとも言われています。
     このように、まず神様は虐げられている人々、粗末に、邪険に扱われている人々に「喜びの訪れ」の知らせを伝えられたのです。
     さて神様の不思議な導きによって、羊飼いたちは洞窟の家畜小屋に辿り着き、みどり子イエス様を礼拝します。彼らは何か贈り物を持って行ったのでしょうか。聖書には書かれてはいませんが、もしかしたら、暖かい羊毛で作った膝掛けのようなものをプレゼントしたのかも知れません。
     しかし一番のプレゼントは、御使いによって彼らに伝えられた「喜びの訪れ」のメッセージではなかったのではないでしょうか。それこそがヨセフとマリヤが聞きたかったこと、聞くべきことであったからです。それ故マリヤはこれらのことをすべて心に納め、それからずっと後にまで、思いを巡らす事になるのです。
     メリー・クリスマス。
    『恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。』
     御使いガブリエルのこのメッセージは、今も全世界の人々に発信し続けられています。「喜びの訪れ」として。》

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