• 日々のみ言葉 2017年12月25日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年12月25日(月)

    ◎聖書箇所 【マタイの福音書2章1節~12節】
    2:1 イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。
    2:2 「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」
    2:3 それを聞いて、ヘロデ王は恐れ惑った。エルサレム中の人も王と同様であった。
    2:4 そこで、王は、民の祭司長たち、学者たちをみな集めて、キリストはどこで生まれるのかと問いただした。
    2:5 彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれているからです。
    2:6 『ユダの地、ベツレヘム。あなたはユダを治める者たちの中で、決して一番小さくはない。わたしの民イスラエルを治める支配者が、あなたから出るのだから。』」
    2:7 そこで、ヘロデはひそかに博士たちを呼んで、彼らから星の出現の時間を突き止めた。
    2:8 そして、こう言って彼らをベツレヘムに送った。「行って幼子のことを詳しく調べ、わかったら知らせてもらいたい。私も行って拝むから。」
    2:9 彼らは王の言ったことを聞いて出かけた。すると、見よ、東方で見た星が彼らを先導し、ついに幼子のおられる所まで進んで行き、その上にとどまった。
    2:10 その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。
    2:11 そしてその家にはいって、母マリヤとともにおられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげた。
    2:12 それから、夢でヘロデのところへ戻るなという戒めを受けたので、別の道から自分の国へ帰って行った。

    ◎ショートメッセージ
    《2017年もあと残す日は一週間となりました。そして今年もクリスマスがやって来ました。世界中で一番盛り上がるのは、やはりクリスマス・イブで、昨日はまさしくクリスマス一色であったかと思われます。
     夜遅くまで、クリスマスケーキやローストチキンの販売に、路上においても売り子の声掛けが威勢よく続いていたことでしょう。
     しかし一夜明けて、クリスマスの今日は、まるで昨日の賑わいが嘘であったかのように、各店舗からクリスマスの飾り付けの撤去が始まり、残ったケーキやチキンの大安売りが始まっています。

     確かにイエス様は、ローマ暦においては、24日の夕方以降にお生まれになられたわけで、本来ならば24日をクリスマスとすべきなのですが、ユダヤ暦では、24日の午後6時から新しい一日とする為、このような現象が起こっているとも言えるでしょう。

     さて、クリスマスとは、キリスト・マスの略語で、本来は、キリストである救い主をミサする、すなわち礼拝することを意味しています。これは東方から来た三博士の幼子イエスに対する礼拝から来ています。

     イエス様がお生まれになった時は、「みどり子」と、聖書は明確に記しています。そして東方の三博士が礼拝に来た時には、聖書は「幼子」であったことを明確にしています。
     また東方の三博士はヘロデ王に、「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。」と訪ねています。「お生まれる」のではなく、「お生まれになった」と過去形が使われているのです。
     つまりイエス様が生まれてから数日後、ベツレヘムの「馬小屋」ではなく、「家」において三博士は礼拝することになります。

     またマリヤとヨセフは、八日後には幼子イエス様に割礼を施す為に、エルサレムに連れて行くことになりますので、生まれてからその日までの間に、三博士がベツレヘムにやって来た可能性は十二分にあるのです。

     三博士は、「黄金」「乳香」「没薬」の贈り物をします。黄金は王の印、乳香は祭司の印、そして没薬は十字架を表わしているとされています。

     クリスマスとは、このように救い主イエス・キリストを礼拝することなのです。》

Comments are closed.