• 日々のみ言葉 2018年1月11日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年1月11日(木)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書17章20節~21節】
    17:20 さて、神の国はいつ来るのか、とパリサイ人たちに尋ねられたとき、イエスは答えて言われた。「神の国は、人の目で認められるようにして来るものではありません。
    17:21 『そら、ここにある。』とか、『あそこにある。』とか言えるようなものではありません。いいですか。神の国は、あなたがたのただ中にあるのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《今日と明日の二日間にかけて、イエス様が教えられた大切な真理を学んで行きたいと思います。
     パリサイ人とは、「パリサイと言う国に住んでいる人」と言う意味ではありません。この訳は、誤解を招く、あまり良くない訳なのです。
     本当の意味は、「律法学者の中のパリサイ派と言う団体に所属しているラビ(教師)」と言うことです。あまりにも長い為に、「パリサイ人」と言う造語を作ったのだと考えられます。
     尾山令仁師は、すべて「パリサイ派の人たち」と訳しています。
     また新改訳聖書の「サドカイ人」も同じく造語であって、「サドカイ派に属している人(祭司)」が正解です。

     さて、パリサイ派の人たちは、律法学者の中においても、最も一般のユダヤ人たちから多大な尊敬を集めていました。彼らは、律法学者の最高峰だけあって、聖書を熟知していたのです。

     その彼らがイエス様に、「神の国はいつ来るのか」と言う質問をして来たと言うわけです。

     この当時には、まだ新約聖書は誕生してはいません。聖書と言えば、「ユダヤ聖書」すなわち、現在の旧約聖書を指しています。彼らは、旧約聖書を熟知していましたので、「神様」とは、そして「神の国」とは、またイスラエルが信じる神様とは、どのようなお方であるのか、知識においては、十二分に知っていました。

     やがて登場するサウロ、別命パウロなどは、パリサイ派の人たちの中でも、エリート中のエリートであり、しかも大祭司でさえ一目置く、ガマリエル門下の最大の弟子であったのです。

     私たちは、そのサウロがクリスチャンを、主イエス様を迫害したことを知っています。サウロは、ユダヤ議会サンヘドリンの全権を帯びて、クリスチャンを捕らえ牢獄に入れ、死に至らせたのです。主イエス様が、彼に直接現われる前までは。

     どんなにキリスト教の知識が豊富であっても、また学者のように聖書に通じていても、あるいは、幼い時から教会に通っていて、教会がどんな所で、どんな行事が一年間あって、また何を信じているのかを、良く知っていたとしても、それは「救い」とは関係のないことなのです。

     神様を知っていることと、神様を信じていることとは違うのです。もし本当にその人が頭の信仰、すなわち知識だけの信仰であったとしたら、その人は救われてはいないのです。もちろん知識は必要ですが。

     では「救われる」とはどのようなことなのでしょうか。
    それは、絶対者なる神様の御前に、主イエス様の御前にひれ伏すことなのです。「ひれ伏す」態度がなければ、神様と出会うことは、決してありません。

     主イエス様に、まことに出会っていない人は、相変わらず、自分が神様です。自分中心なのです。

     救われる為には、イエス様を、自分の主として受け入れ、神様であられることを信じなければならないのです。》

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