◇◆◇日々のみ言葉
2018年3月5日(月)
◎聖書箇所 【ルカの福音書19章33節~34節】
19:33 彼らがろばの子をほどいていると、その持ち主が、「なぜ、このろばの子をほどくのか。」と彼らに言った。
19:34 弟子たちは、「主がお入用なのです。」と言った。
◎ショートメッセージ
《イエス様がオリーブという山のふもとのベテパゲとベタニヤに近づかれたとき、イエス様はふたりの弟子を使いに出して、言われました。
「向こうの村に行きなさい。そこにはいると、まだだれも乗ったことのない、ろばの子がつないであるのに気がつくでしょう。それをほどいて連れて来なさい。
もし、『なぜ、ほどくのか。』と尋ねる人があったら、こう言いなさい。『主がお入用なのです。』」
使いに出されたふたりが行って見ると、イエス様が話されたとおりでありました。
マタイの福音書の平行記事によりますと、
『それから、彼らはエルサレムに近づき、オリーブ山のふもとのベテパゲまで来た。そのとき、イエスは、弟子をふたり使いに出して、言われた。
「向こうの村へ行きなさい。そうするとすぐに、ろばがつながれていて、一緒にろばの子がいるのに気がつくでしょう。それをほどいて、私の所に連れて来なさい。もしだれかが何か言ったら、『主がお入用なのです。』と言いなさい。そうすれば、すぐに渡してくれます。」(マタイの福音書21:1~21:3)』となっています。
ここから、イエス様がベタニヤのマルタとマリヤの家から出て来られ、そしてベテパゲの村に来た時に、二人の弟子を遣わされたことが明確に分かります。
そして、ルカの福音書とマタイの福音書の平行記事を比べますと、ろばの子だけでなく、母ろばも一緒に連れて来ることが分かります。
さて、二人の弟子がベテパゲの村に入って行きますと、まさしくイエス様が言われた通りに、雌ろばとろばの子がつながれていました。
弟子たちは、イエス様が言われた通りに、そのなわをほどき始めました。
すると、その持ち主が、
「なぜ、このろばの子をほどくのか。」と言って来たわけです。
これは当然のことです。
見知らぬ者が、自分の馬やろばを勝手にほどいていたとしたら、泥棒と思うのは当たり前です。
すると、二人の弟子はイエス様から授かった言葉を伝えることになります。
「主がお入用なのです。」
マタイの福音書には、「そうすれば、すぐに渡してくれます。」と言われたことが、書かれています。
これは何を意味しているのでしょうか。
つまり、すでにこの主人には、神様からその使命が与えられていると言うことです。その合図とも言うべき、しるしの言葉が「主がお入用なのです。」と言うことです。》