• 日々のみ言葉 2018年3月6日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年3月6日(火)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書19章35節~38節】
    19:35そしてふたりは、それをイエスのもとに連れて来た。そして、そのろばの子の上に自分たちの上着を敷いて、イエスをお乗せした。
    19:36 イエスが進んで行かれると、人々は道に自分たちの上着を敷いた。
    19:37 イエスがすでにオリーブ山のふもとに近づかれたとき、弟子たちの群れはみな、自分たちの見たすべての力あるわざのことで、喜んで大声に神を賛美し始め、
    19:38 こう言った。「祝福あれ。主の御名によって来られる王に。天には平和。栄光は、いと高き所に。」

    ◎ショートメッセージ
    《マタイの福音書の平行記事によりますと、

    『それから、彼らはエルサレムに近づき、オリーブ山のふもとのベテパゲまで来た。そのとき、イエスは、弟子をふたり使いに出して、言われた。「向こうの村へ行きなさい。そうするとすぐに、ろばがつながれていて、一緒にろばの子がいるのに気がつくでしょう。それをほどいて、私のところに連れて来なさい。もしだれかが何か言ったら、『主がお入用なのです。』と言いなさい。そうすれば、すぐに渡してくれます。」
     これは、預言者を通して言われた事が成就するために起こったのである。
    「シオンの娘に伝えなさい。『見よ。あなたの王が、あなたのところにお見えになる。柔和で、ろばの背に乗って、それも、荷物を運ぶろばの子に乗って。』」
     そこで、弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにした。そして、ろばと、ろばの子とを連れて来て、自分たちの上着をその上に掛けた。イエスはそれに乗られた。
     すると、群衆のうち大ぜいの者が、自分たちの上着を道に敷き、また、ほかの人々は、木の枝を切って来て、道に敷いた。そして、群衆は、イエスの前を行く者も、あとに従う者も、こう言って叫んでいた。
    「ダビデの子にホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。ホサナ。いと高き所に。」
     こうして、イエスがエルサレムにはいられると、都中がこぞって騒ぎ立ち、「この方は、どういう方なのか。」と言った。群衆は、「この方は、ガリラヤのナザレの、預言者イエスだ。」と言った。(マタイの福音書21:1~21:11)』

     イエス様のエルサレム入場の場面となります。
     しかしイエス様にとってこれが公生涯における初めてのエルサレム訪問、あるいは「過越の祭」の巡礼ではありません。イエス様は、公生涯の三年半年の間に、少なくとも5回以上は、エルサレムに訪問されておられます。しかも過越の祭は、今度で4回目となるのです。今回の訪問の約半年ほど前の「仮庵の祭り」にも、内密にエルサレムに上って来られました。

     これは、十字架に掛けられる5日前の日曜日の出来事なのです。この週の金曜日の朝9時に十字架につけられるのです。

     この時、弟子たちは自分たちの大切な財産とも言うべき「上着」を、ろばの子の背中に敷き、その上にイエス様をお乗せしました。
     そしてそれを目の辺りに見ていた多くの人々が、その行為を見て、自分たちも同じ祝福にあやかりたいと思い、道に上着を敷いたのです。

     イエス様を乗せたろばの子は、その敷き詰められた上着の上を歩いて行きました。御伴をする弟子たちの得意げな顔、顔、顔。そして群衆の大歓声と大熱狂と大興奮。

    「ダビデの子にホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。ホサナ。いと高き所に。」

     この時、多くのユダヤ人は、ローマ帝国の圧政から、イスラエルを解放してくれるに違いない「メシヤ」として、イエス様に期待し、歓迎していたのです。その彼らが、五日後には、「十字架につけろ」と、大声で叫ぶことになるのです。》

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