• 日々のみ言葉 2018年3月11日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年3月11日(日)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書19章47節~48節】
    19:47イエスは毎日、宮で教えておられた。祭司長、律法学者、民のおもだった者たちは、イエスを殺そうとねらっていたが、
    19:48どうしてよいかわからなかった。民衆がみな、熱心にイエスの話に耳を傾けていたからである。

    ◎ショートメッセージ
    《エルサレムの神殿にはいられたイエス様は、商売人たちを追い出し始め、こう言われたのです。
    「『私の家は、祈りの家でなければならない。』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にした。」

     これが有名な「宮清め」です。
     実は、イエス様は公生涯において、二度この「宮清め」をなされています。最初の宮清めは、三年半年にわたる公生涯の始めの方での出来事でした。

     ヨハネの福音書によりますと、
    『ユダヤ人の過越の祭りが近づき、イエスはエルサレムに上られた。そして、宮の中に、牛や羊や鳩を売る者たちと両替人たちがすわっているのをご覧になり、細なわでむちを作って、羊も牛もみな、宮から追い出し、両替人の金を散らし、その台を倒し、また、鳩を売る者に言われた。
    「それをここから持って行け。私の父の家を商売の家としてはならない。」
    弟子たちは、「あなたの家を思う熱心が私を食い尽くす。」と書いてあるのを思い起こした。(ヨハネの福音書2:13~2:17)』と書かれています。
     よって今回の宮清めは二回目のことになります。

     イエス様は、公生涯において四度、「過越の祭」に巡礼する為に、エルサレムに上られました。最もイエス様の母マリヤと育ての父ヨセフは、毎年、家族を連れて過越の祭に、エルサレムに上っていたようなのです。
     これは相当に裕福な家庭でなければ、出来ないことです。

     イエス様の家族は、決して貧しい家庭ではなく、比較的裕福な家族であったと思われます。
     私個人の推測ですが、マリヤの妹サロメが、ガリラヤ湖の網元のゼベタイの家に嫁いで、イエス様の従兄弟となるヤコブとヨハネの母親となるわけですが、その恩恵に預かっていたのかも知れないのです。

     なぜならゼベタイは、エルサレムに自分の家(別邸)を所有していたと考えられるからです。それだからこそ、ゼベタイの子ヨハネが、大祭司カヤパと知り合いであったことも、おのずから、うなずけると言うものです。

     さて、十字架まで、あと残された日数は、四日ほどになります。最後の受難週において、イエス様一行は、ベタニヤのマルタとマリアと弟ラザロの家に宿泊し、そこから、毎日エルサレムの神殿に通われ、群衆に教えられたのです。

     これこそが、同胞ユダヤ人に対する最後の愛と哀れみの時であり、一人でも多くの人々が、ご自身を信じ、受け入れ、永遠の命を得ることを願っておられたのです。

     しかし、祭司長、律法学者、民の長老たちは、イエス様を殺そうとねらっていました。何と言う皮肉なことでしょうか。
     ご自分の民の指導者たちが、まことの神の御子であり、救い主、メシヤであるお方を、主を、拒絶し殺そうとしているからです。

     しかしまだその時ではありませんでした。なぜなら「過越の小羊」が屠られるのは、過越の祭の最初の日、夕方午後3時から5時と定められていたからです。》

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