◇◆◇日々のみ言葉
2018年3月12日(月)
◎聖書箇所 【ルカの福音書20章1節~2節】
20:1イエスは宮で民衆を教え、福音を宣べ伝えておられたが、ある日、祭司長、律法学者たちが、長老たちと一緒にイエスに立ち向かって、
20:2 イエスに言った。「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。あなたにその権威を授けたのはだれですか。それを言ってください。」
◎ショートメッセージ
《今日からルカの福音書の学びも、20章に入ります。
イエス様は、雌ろばのろばの子に乗って、エルサレムに入場されました。この日がいわゆる「シュロの日」と言われ、日曜日に当たります。
そしてその週の金曜日に十字架にかけられ、三日目の日曜日に復活されるのです。さてイエス様は、祭司長、律法学者、民の長老者たちが、ご自身を殺そうとねらっていたことを知っておられ、ベタニヤのマルタとマリアの姉妹とよみがえらせた弟ラザロの家に宿泊され、そこからエルサレムの神殿に通っておられました。
あと残された日々は、本当に数日のことでした。イエス様は宮で民衆を教え、福音を宣べ伝えておられた時のことです。
おそらく月曜日もしくは火曜日ではなかったかと思われます。
祭司長、律法学者たちが、長老たちと一緒にイエス様に立ち向かって、
「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。あなたにその権威を授けたのはだれですか。それを言ってください。」と詰問して来たのです。
彼らの言っていることの中には、「宮清め」に対する追求があり、そしてもう一つは、この時にもイエス様は、多くの病をいやされ、そして悪霊を追い出したと思われるのです。
もちろん、イエス様が教えられておられる時の言葉には、権威があり、威厳があり、また誰も反論することの出来ないほどの知恵に満たされていたことは、一目瞭然です。
しかもそれと同時に、彼らの目の前で、人がいやされ、悪霊から解放されたとしたら、その「権威」が一体誰から授かったものなのかを、聞いて見たくなるのは当然と言わば、当然です。
それゆえ彼らは尋ねたわけです。
ただ、日本語の訳は非常に丁寧な言葉遣いが使われています。しかし本当の所は、彼らの言葉は、もっととげとげしいものであり、怒りに満ちていたものでした。よってその言葉には、激しい口調が伴っていたはずです。
イエス様は、ご自身を信じようともしない彼らに対して、沈黙によって答えても良かったのですが、彼らにお答えになったのです。
「私も一言尋ねますから、それに答えなさい。ヨハネのバプテスマは、天から来たのですか、人から出たのですか。」
この続きは、明日学びたいと思います。》