◇◆◇日々のみ言葉
2018年3月13日(火)
◎聖書箇所 【ルカの福音書20章3節~4節】
20:3 そこで答えて言われた。「私も一言尋ねますから、それに答えなさい。
20:4 ヨハネのバプテスマは、天から来たのですか、人から出たのですか。」
◎ショートメッセージ
《すでにイエス様の公生涯は、いよいよ最後のクライマックスとも言うべき十字架にかけられる週、今で言えば受難週に入っていました。あと残された日々は、四日ほどになります。
その週の金曜日の午前9時に、イエス様は十字架につけられ、午後3時には、死なれるのです。弟子たちは、まさかその週にそんなことが起きるとは、夢にも思っていませんでした。
「シュロの日」と言われた日曜日に、大勢の群衆の大歓迎のもとにイエス様と弟子たちは、エルサレム市内に凱旋したのです。その日曜日の次の日曜日に、イエス様は復活されることになります。
さてその週の月曜日のことです。
イエス様は神殿で民衆を教え、福音を宣べ伝えておられた時、祭司長、律法学者たちが、長老たちと一緒になって、イエスに立ち向かって来たのです。
「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。あなたにその権威を授けたのはだれですか。それを言ってください。」
実際には、彼らは、もっと鋭い口調で、しかも高飛車にイエス様に詰問したのです。
イエス様は、そんな彼らに向かって一つの質問をなさいました。
「私も一言尋ねますから、それに答えなさい。ヨハネのバプテスマは、天から来たのですか、人から出たのですか。」
ヨハネとは、洗礼者ヨハネのことであり、すでにガリラヤ国主ヘロデ・アンティパスによって、殺されていました。
彼らは、バプテスマのヨハネが、その働きを始めた時に、すでに議会の代表として、人を遣わしていたのです。
ヨハネの福音書によりますと、
『ユダヤ人たちが祭司とレビ人をエルサレムからヨハネのもとに遣わして、
「あなたはどなたですか。」と尋ねさせた。
彼は告白して否まず、
「私はキリストではありません。」と言明した。
また、彼らは聞いた。
「では、いったい何ですか。あなたはエリヤですか。」
彼は言った。「そうではありません。」
「あなたはあの預言者ですか。」
彼は答えた。「違います。」
そこで、彼らは言った。
「あなたはだれですか。私たちを遣わした人々に返事をしたいのですが、あなたは自分を何だと言われるのですか。」
彼は言った。
「私は、預言者イザヤが言ったように『主の道をまっすぐにせよ。』と荒野で叫んでいる者の声です。」
彼らは、パリサイ人の中から遣わされたのであった。彼らはまた尋ねて言った。
「キリストでもなく、エリヤでもなく、またあの預言者でもないなら、なぜ、あなたはバプテスマを授けているのですか。」
ヨハネは答えて言った。
「私は水でバプテスマを授けているが、あなたがたの中に、あなたがたの知らない方が立っておられます。その方は私のあとから来られる方で、私はその方のくつのひもを解く値うちもありません。」(ヨハネの福音書1:19~1:28)』
彼らは、バプテスマのヨハネが、神様から遣わされたことを、すでに知っていました。》