• 日々のみ言葉 2018年3月27日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年3月27日(火)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書20章29節~33節】
    20:29「ところで、七人の兄弟がいました。長男は妻をめとりましたが、子どもがなくて死にました。
    20:30 次男も、
    20:31三男もその女をめとり、七人とも同じようにして、子どもを残さずに死にました。
    20:32 あとで、その女も死にました。
    20:33すると復活の際、その女はだれの妻になるでしょうか。七人ともその女を妻としたのですが。」

    ◎ショートメッセージ
    《次にサドカイ人(びと)が登場して来ます。
     すなわち彼らサドカイ派に属している人々は、祭詞階級や上層階級出身で、当時の反超自然主義者(合理主義者)であって、復活、未来の審判や御使い(天使)の実在などを認めませんでした。
     これは摩訶不思議なことです。なぜなら当時のユダヤの時代においては、今よりも多くの御使いの現われがあったからです。

     またイエス様が、彼らの目の前で多くの奇蹟を行なったにも関わらず、超自然的なことを信じようとはしないこととは、一体どのようなことなのでしょうか。

     それも神様に奉仕する祭司の中に、多くのサドカイ派に属していた者がいたなど、まるで漫画のような話です。あまりにも滑稽ではありませんか。

     しかしパリサイ人、すなわち律法学者の中のパリサイ派に属している人は、復活や、未来の審判と報い、そして御使い(天使)を信じていたのです。
     それにも関わらず、イエス様に真っ向から敵対し、反対したのは彼らでした。その最たる者こそ、異邦人の使徒となったサウロ、後のパウロなのです。

     さてサドカイ人は、
    「先生。モーセは私たちのためにこう書いています。
    『もし、ある人の兄が妻をめとって死に、しかも子がなかった場合は、その弟はその女を妻にして、兄のための子をもうけなければならない。』と律法を持ち出して、質問して来ました。

     本来、こんなことはあり得ないことです。もしこんな兄弟がいたとしたら、まさしく呪われた家族です。
     また、もしこんな女性がいたとしたら、三男からは、その兄嫁を妻にするようなことがあるでしょうか。あり得ません。

     なぜサドカイ人たちはこんなことを言って来たのでしょうか。それはヤコブ(イスラエル)の四男ユダのした失敗を持ち出しているとも言えるのではないでしょうか。

     イエス様の義父となるヨセフも、そして母マリヤもダビデの子孫です。ダビデはユダ族の出身です。ユダには三人の息子がいました。そして長男エルにタマルと言う嫁を与えます。
     その長男エルが神様の怒りを受けて死んだのです。よって律法に従い、次男オナンにタマルを与えます。しかし、そのオナンも神様の怒りを受けて死んでしまいました。
     ユダは恐れて、最後に残った三男シェラには、タマルを与えなかったのです。

     それゆえタマルは計略を図って、義父ユダと関係を持ち、双子の子供を宿すことになるのです。その子がパレスとザラであり、このパレスこそがダビデの祖先となるのです。

     マタイの福音書1章の系図には、四人の女性(タマル・ラハブ・ルツ・ウリヤの妻)の名前が刻まれています。》

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