◇◆◇日々のみ言葉
2018年5月8日(火)
◎聖書箇所【ルカの福音書22章17節~20節】
22:17 そしてイエスは、杯を取り、感謝をささげて後、言われた。「これを取って、互いに分けて飲みなさい。
22:18 あなたがたに言いますが、今から、神の国が来る時までは、私はもはや、ぶどうの実で造った物を飲むことはありません。」
22:19 それから、パンを取り、感謝をささげてから、裂いて、弟子たちに与えて言われた。「これは、あなたがたのために与える、私のからだです。私を覚えてこれを行ないなさい。」
22:20 食事の後、杯も同じようにして言われた。「この杯は、あなたがたのために流される私の血による新しい契約です。」
◎ショートメッセージ
《同じ箇所の三回目の学びとなります。
イスラエルは、出エジプトの時から、「過越の祭り」を続けて来ました。今もイスラエルにおいては、続けられています。
しかし、過越の小羊こそが、イエス様なのです。ここでイエス様は、過越の儀式に代わる新たな礼典を制定されているのです。
イエス様は、パン裂いて言われました。
「これは、あなたがたのために与える、私のからだです。私を覚えてこれを行ないなさい。」
主イエス様は救い主としてこの世に来て下さいました。ここでは、弟子たちの為に、十字架にかかられることを言われています。しかし、彼らには、まだその意味が理解出来ませんでした。
ヨハネの福音書には、
『まことに、まことに、あなたがたに告げます。信じる者は永遠のいのちを持ちます。私はいのちのパンです。あなたがたの先祖は荒野でマナを食べたが、死にました。
しかし、これは天から下って来たパンで、それを食べると死ぬことがないのです。私は、天から下って来た生けるパンです。だれでもこのパンを食べるなら、永遠に生きます。また私が与えようとするパンは、世のいのちのための、私の肉です。」(ヨハネの福音書6:47~6:51)』と、イエス様が言われたことが書き記されています。
もちろん、この言葉は霊的な比喩であって、身代わりとなって下さることを表わしているのです。
「この杯は、あなたがたのために流される私の血による新しい契約です。」
ヨハネの福音書には、
『イエスは彼らに言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。人の子の肉を食べ、またその血を飲まなければ、あなたがたのうちに、いのちはありません。
私の肉を食べ、私の血を飲む者は、永遠のいのちを持っています。私は終わりの日にその人をよみがえらせます。私の肉はまことの食物、私の血はまことの飲み物だからです。私の肉を食べ、私の血を飲む者は、私のうちにとどまり、私も彼のうちにとどまります。」(ヨハネの福音書6:54~6:56)』と、イエス様が言われたことが書き記されています。
過越の時には、小羊の血が流されました。そして、これからイエス様の血潮が流されようとしています。
ユダヤ社会において、契約には血が必要でした。旧い契約、つまりシナイ契約においても血が流されたように、新しい契約には、イエス様の血が流される必要があったのです。なぜなら「命は血にあるからです。」》