• 日々のみ言葉 2018年5月18日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年5月18日(金)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書22章36節~38節】
    22:36 そこで言われた。「しかし、今は、財布のある者は財布を持ち、同じく袋を持ち、剣のない者は着物を売って剣を買いなさい。
    22:37 あなたがたに言いますが、『彼は罪人たちの中に数えられた。』と書いてあるこのことが、私に必ず実現するのです。私にかかわることは実現します。」
    22:38 彼らは言った。「主よ。このとおり、ここに剣が二振りあります。」イエスは彼らに、「それで十分。」と言われた。

    ◎ショートメッセージ
    《この場面をもう一度思い起こして見たいと思います。

     イエス様と弟子たちは、未だにヨハネ・マルコの家にいることになっています。つまり、まだ最後の晩餐を行なっているのです。

     ルカは、この時には、まだイスカリオテのユダが同席していたことを書き記しています。しかし使徒ヨハネは、はっきりと、イスカリオテのユダは、イエス様が聖餐式制定の前に、ヨハネ・マルコの家から出て行ったことを明確にしています。

     ヨハネの福音書によりますと、
    『イエスは、これらのことを話されたとき、霊の激動を感じ、あかしして言われた。
    「まことに、まことに、あなたがたに告げます。あなたがたのうちのひとりが、私を裏切ります。」
     弟子たちは、だれのことを言われたのか、わからずに当惑して、互いに顔を見合わせていた。弟子のひとりで、イエスが愛しておられた者が、イエスの右側で席に着いていた。そこで、シモン・ペテロが彼に合図をして言った。
    「だれのことを言っておられるのか、知らせなさい。」
     その弟子は、イエスの右側で席についたまま、イエスに言った。
    「主よ。それはだれですか。」
     イエスは答えられた。
    「それは私がパン切れを浸して与える者です。」
     それからイエスは、パン切れを浸し、取って、イスカリオテ・シモンの子ユダにお与えになった。彼がパン切れを受けると、そのとき、サタンが彼にはいった。そこで、イエスは彼に言われた。
    「あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい。」
     席に着いている者で、イエスが何のためにユダにそう言われたのか知っている者は、だれもなかった。
     ユダが金入れを持っていたので、イエスが彼に、「祭りのために入用の物を買え。」と言われたのだとか、または、貧しい人々に何か施しをするように言われたのだとか思った者も中にはいた。ユダは、パン切れを受けるとすぐ、外に出て行った。すでに夜であった。(ヨハネの福音書13:21~13:30)』と、書き記しています。

     イエス様は、これから十字架にかかろうとされています。まことの世の光であるイエス様が取り去られようとしています。イスカリオテのユダが出て行った時は、すでに夜になっていました。悪魔や悪霊は、おもに夜に活動するものです。

     これから、残される事になる十一使徒たちに、真の暗闇が訪れようとしています。
     その為に、彼らに心構えとして、今日のみ言葉を語られたのです。
    そして、いよいよヨハネ・マルコの家を出て、ゲッセマネの園に行こうとされるのです。》

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