◇◆◇日々のみ言葉
2018年5月24日(木)
◎聖書箇所【ルカの福音書22章42節~44節】
22:42「父よ。みこころならば、この杯を私から取りのけてください。しかし、私の願いではなく、みこころのとおりにしてください。」
22:43 すると、御使いが天からイエスに現われて、イエスを力づけた。
22:44 イエスは、苦しみもだえて、いよいよ切に祈られた。汗が血のしずくのように地に落ちた。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からの学びとなります。
この時、時刻は一体何時頃になっていたのでしょうか。
正確な時間は分かりかねますが、イエス様と十一人の弟子たちがエルサレム市内を出たのは、おそらく午後七時以降であったはずです。なぜならイスカリオテのユダが出て行った時には、すでに夜になっていたからです。
それから、オリーブ山までは、900メートルほどの道程ですが、弟子たちはぶどう酒に酔い心地となって、賛美し、またイエス様は所々に立ち止まって、多くの重要な教えをすることになります。
ゲッセマネの園に辿り着くまで、どんなに少なくとも一時間以上はかかったのではないでしょうか。
そして午後九時頃でしょうか、あるいは十時頃になっていたでしょうか。イエス様はゲッセマネの園に着き、祈り始められました。
マタイとマルコの福音書によれば、この祈りを三回されたことになっています。ルカは、その三回の祈りを一回に凝縮して書き記しています。
マタイによれば、
『それから、イエスは少し進んで行って、ひれ伏して祈って言われた。
「わが父よ。できますならば、この杯を私から過ぎ去らせてください。しかし、私の願うようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください。」
それから、イエスは弟子たちのところに戻って来て、彼らの眠っているのを見つけ、ペテロに言われた。
「あなたがたは、そんなに、一時間でも、私と一緒に目をさましていることができなかったのか。誘惑に陥らないように、目をさまして、祈っていなさい。心は燃えていても、肉体は弱いのです。」
イエスは二度目に離れて行き、祈って言われた。
「わが父よ。どうしても飲まずには済まされぬ杯でしたら、どうぞみこころのとおりをなさってください。」
イエスが戻って来て、ご覧になると、彼らはまたも眠っていた。目をあけていることができなかったのである。イエスは、またも彼らを置いて行かれ、もう一度同じことをくり返して三度目の祈りをされた。(マタイの福音書26:39 ~26:44)』となっています。
「すると、御使いが天からイエスに現われて、イエスを力づけた。」と、ルカは書き記していますが、おそらく一回目と二回目の間のことであり、ガブリエルに違いありません。
御使いは、イエス様に、十字架から逃れる方法を示す為ではなく、祈り続ける力を与える為に遣わされたのです。
それゆえ、イエス様は、さらに苦しみもだえて、汗が血のしずくのように地に落ちるまで祈られたのです。
現在の時制ならば、新しい日が始まっていたでしょう。午前零時を回っていたでしょう。私は、イエス様は三時間以上祈られたと思っています。
ここから、韓国のある牧師先生は、私に「牧師は一日三時間以上祈りなさい。」と勧めて下さいました。なかなか思うようには実行出来ませんが、努力したいと願っています。》