◇◆◇日々のみ言葉
2018年5月29日(火)
◎聖書箇所【ルカの福音書22章52節~53節】
22:52 そして押しかけて来た祭司長、宮の守衛長、長老たちに言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持ってやって来たのですか。
22:53 あなたがたは、私が毎日宮で一緒にいる間は、私に手出しもしなかった。しかし、今はあなたがたの時です。暗やみの力です。」
◎ショートメッセージ
《ここでルカは、サンヘドリンが遣わしたユダヤの人々が誰であるのか、詳細に渡って説明しています。
始めの方では「群衆」、そしてそれが、祭司長、宮の守衛長、長老たちであったと言うことです。使徒ヨハネは、一隊(六百人の部隊)のローマ兵がいたことも書き記しています。
イエス様は、
「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持ってやって来たのですか。あなたがたは、私が毎日宮で一緒にいる間は、私に手出しもしなかった。しかし、今はあなたがたの時です。暗やみの力です。」と言われました。
事実、パリサイ人や律法学者たち、そして祭司長たちは、エルサレムの神殿において何度もイエス様を殺そうと捕らえようとしましたが、その度ごとに群衆に邪魔されたり、あるいはイエス様が超自然的に、「するり」と彼らをかわして行ってしまわれ、捕らえることが出来なかったのです。
そうです。神の時は時にかなって美しいのです。時が定まっているのです。イエス様が、異邦人の手に渡される時は、定まっていたのです。
イエス様が十字架にかけられ、死なれる時が、父なる神様によって永遠の昔から定められていたのです。
そして、それだけではありません。
イエス様が三日目によみがえられることも、永遠の昔から定まっていたのです。
イエス様はここで、
「今はあなたがたの時です。暗やみの力です。」と言われました。
これは、この時だけではありません。今も、暗闇の力がこの世界を支配しています。
パウロはこのように言っています。
『あなたがたは自分の罪過と罪との中に死んでいた者であって、その頃は、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。私たちも皆、かつては不従順の子らの中にあって、自分の肉の欲の中に生き、肉と心の望むままを行ない、他の人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした。(エペソ人への手紙2:1~2:3)』
パウロが言う「空中の権威を持つ支配者」とは、悪魔(サタン)を指しています。悪魔は、主イエス様の十字架の御わざによって、すでに敗北したのですが、未だこの世に不法滞在しています。
主イエス様が再臨され、御使いによって捕らえられ、鎖に繋がれるまでは。
救い主は今から二千年前ほどにすでに来られました。そして再び来られようとしています。私たちは、最も栄光溢れる時代に生かされています。
一人でも多くの人を、主イエス様の御もとに連れて行くことが、私たちに課せられた使命なのです。》