• 日々のみ言葉 2018年6月3日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年6月3日(日)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書22章63節~65節】
    22:63 さて、イエスの監視人どもは、イエスをからかい、むちでたたいた。
    22:64 そして目隠しをして、「言い当ててみろ。今たたいたのはだれか。」と聞いたりした。
    22:65 また、その他さまざまな悪口をイエスに浴びせた。

    ◎ショートメッセージ
    《ついにイエス様は、捕らえられてしまいました。もちろんまことの神様ですから、逃げることも、いとも簡単に出来たことは、言うまでもありません。

     ゲッセマネの園において、イスカリオテのユダが先頭に立って、群衆と共にやって来た時です。
     その時、シモン・ペテロが剣を引き抜いて、大祭司の僕の耳を切り落としたのです。その僕の名前はマルコスで、後にクリスチャンになったことは間違いないと思われます。

     その時、イエス様はシモンにこのように言われました。

    「剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。それとも、私が父にお願いして、十二軍団よりも多くの御使いを、今私の配下に置いていただくことができないとでも思うのですか。だが、そのようなことをすれば、こうならなければならないと書いてある聖書が、どうして実現されましょう。」

     ここでイエス様は、「十二軍団」と言う言葉を使っています。これはローマ軍を例に出して言われたのです。
     ギリシャ原語は「レギオン」で、六千人からなる部隊構成を意味しています。当時のローマ軍の選りすぐりの軍団は、十二軍団が存在したと言われています。
     よって、七万二千人の兵士となります。しかも鍛え抜かれた、実戦経験豊富なプロの戦闘集団なのです。

     この数よりも多くの御使いを、この瞬間、父なる神様に、イエス様ご自身を守る為に配下に送ってもらうことは、簡単に出来ると言われているのです。

     しかも一人の御使いは、一つの国を滅ぼすことが出来るほどの超自然的な力を持っています。
     そして、その御使いを、七万二千の数よりも多く、今この場に集結させることが出来ることを言われているのです。何と驚くべきことなのでしょうか。

     さて、今日のみ言葉に入りましょう。

     イエス様を監視していた者とは、ローマ兵です。
     彼らは、彼ら自身を創造された、まことの神様をからかい、ムチ打ったのです。何と言う罪なのでしょうか。もちろん彼らの罪の為にも、イエス様は十字架にかかられます。

    「言い当ててみろ。今たたいたのはだれか。」

     彼らはイエス様に目隠しをして殴りつけ、誰かと聞いているのです。何と愚かなことでしょうか。誰が叩いたのか、誰が何を言ったのか、イエス様はすべてをご存知であられるのに。

     このお方に隠されているものは何一つありません。確かに、私たちと同じように肉体を持ち、まことの人として生きられましたが、このお方はまことの神様なのです。この世界を、万物を創造された創造主なのです。》

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