◇◆◇日々のみ言葉
2018年6月25日(月)
◎聖書箇所【ルカの福音書23章39節~43節】
23:39 十字架にかけられていた犯罪人のひとりはイエスに悪口を言い、「あなたはキリストではないか。自分と私たちを救え。」と言った。
23:40 ところが、もうひとりのほうが答えて、彼をたしなめて言った。「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。
23:41 われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。」
23:42 そして言った。「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出してください。」
23:43 イエスは、彼に言われた。「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、私とともにパラダイスにいます。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からの学びとなります。
マルコの福音書の平行記事によりますと、
『道を行く人々は、頭を振りながらイエスをののしって言った。
「おお、神殿を打ちこわして三日で建てる人よ。十字架から降りて来て、自分を救ってみろ。」
また、祭司長たちも同じように、律法学者たちと一緒になって、イエスをあざけって言った。
「他人は救ったが、自分は救えない。キリスト、イスラエルの王さま。たった今、十字架から降りてもらおうか。われわれは、それを見たら信じるから。」
また、イエスと一緒に十字架につけられた者たちもイエスをののしった。(マルコの福音書15:29~15:32)』と書かれています。
つまり最初は、ふたりの強盗も、群衆と同じように、イエス様をののしっていたのです。それなのになぜひとりの強盗が、突然に心変わりをしたのでしょうか。
考えられますことは、ただ一つです。
それはイエス様が十字架上に発せられた言葉を聞いたからです。イエス様は、十字架上で心臓破裂によって息を引き取るまでに、七つの言葉を発せられたことが、福音書に書き記されています。
その最初の言葉は、ルカの福音書だけに残されています。
『「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」(ルカの福音書23:34抜粋)』
この言葉がカギなのです。人はイエス様の言葉に触れ、その深い愛に触れた時だけに、変えられるのです。イエス様の言われた言葉は、神様の言葉です。
この言葉を聞くまでは、ふたりの強盗はどちら共、イエス様をののしっていたのです。そして「キリストなら自分と俺たちを救え。」と叫んでいたのです。
神様の言葉は、人の魂の奥底をも貫き通すのです。ましてや、ふたりの強盗は、直にイエス様の言葉を、神様の言葉をその耳で聞いたのです。
「自分を十字架につけ、死刑を執行している者の為に、こんな祈りが出来るのは、普通の人ではない。このお方は本当にキリストなのだ。」と、ひとりの強盗は霊的な目が開かれたのです。
そして、
「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。イエス様。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出してください。」と、信仰告白したのです。
明日も続きです。》