◇◆◇日々のみ言葉
2018年7月1日(日)
◎聖書箇所【ルカの福音書23章48節~49節】
23:48 また、この光景を見に集まっていた群衆もみな、こういういろいろの出来事を見たので、胸をたたいて悲しみながら帰った。
23:49 しかし、イエスの知人たちと、ガリラヤからイエスについて来ていた女たちとはみな、遠く離れて立ち、これらのことを見ていた。
◎ショートメッセージ
《イエス様は、過越の祭の初日に、神の小羊として十字架にかかられました。時は現在時制で午前9時であったと言われています。
ここにバプテスマのヨハネの預言が成就したことになります。
『その翌日、ヨハネは自分のほうにイエスが来られるのを見て言った。
「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。私が『私のあとから来る人がある。その方は私にまさる方である。私より先におられたからだ。』と言ったのは、この方のことです。私もこの方を知りませんでした。しかし、この方がイスラエルに明らかにされるために、私は来て、水でバプテスマを授けているのです。」
ヨハネは証言して言った。
「御霊が鳩のように天から下って、この方の上にとどまられるのを私は見ました。私もこの方を知りませんでした。しかし、水でバプテスマを授けさせるために私を遣わされた方が、私に言われました。
『聖霊がある方の上に下って、その上にとどまられるのがあなたに見えたなら、その方こそ、聖霊によってバプテスマを授ける方である。』
私はそれを見たのです。それで、この方が神の子であると証言しているのです。」
その翌日、またヨハネは、ふたりの弟子とともに立っていたが、イエスが歩いて行かれるのを見て、「見よ、神の小羊。」と言った。(ヨハネの福音書1:29~1:36)』
バプテスマのヨハネは、イエス様の成された多くの御わざを見ることはありませんでした。もちろんイエス様の十字架の贖いの死をも見ることは出来ませんでした。
さてイエス様が十字架につけられてから三時間ほどが経ち、午後十二時頃になると、全地が暗くなり、イエス様が午後三時頃に息を引き取るまで、辺りはまっ黒闇の中に閉じ込められたのです。
この暗闇は、父なる神様の超自然現象と言う説と、皆既日食が起こったと言う説、また想像を絶するような分厚い積乱雲に覆われたと言う説などが有ります。どの説が正しいのか、判断しかねますが、私はやはり、超自然現象であると信じています。
そして午後三時過ぎに、イエス様は大声で叫んで、
「父よ。わが霊を御手にゆだねます。」
「完了した。」
と言って、息を引き取られたのです。
その時、大地震が起きて、神殿の至聖所と聖所の境い目にある幕が、上から下まで真っ二つに裂けたのです。
その時、ゴルゴタの丘に集まっていた議員たちは、まだそのことを知りません。後に知ることになります。
イエス様の十字架刑の一部始終を目撃した百人隊長は、神をほめたたえ、
「本当に、この人は正しい方であった。」と言いました。
この者の名は、「マニュラス」であることを、すでに学びました。
二人の犯罪人もすねを折られ、絶命しました。イエス様の脇腹に槍が突き刺さり、血と水が出て、死んでいることが確認されました。
ポンテオ・ピラトによる「過越の祭」における偉大なモニュメントがすべて終わりました。しかしそれは終わりでは無く、始まりに過ぎないことを、私たちは良く知っています。
すべてを見届けた群衆は、なぜか心打たれ、悲しみの中にそれぞれの家路の帰宅の途に着いたのです。
しかし、その場を動かない、いや動くことの出来ない集団がいたのです。それがイエス様の知人たちと、ガリラヤからイエスについて来ていた女たちでした。
その女たちの中に、シモン・ペテロは潜んでいたと言われています。》