◇◆◇日々のみ言葉
2018年7月5日(木)
◎聖書箇所【ルカの福音書23章54節~56節】
23:54 この日は準備の日で、もう安息日が始まろうとしていた。
23:55 ガリラヤからイエスと一緒に出て来た女たちは、ヨセフについて行って、墓と、イエスのからだの納められる様子を見届けた。
23:56 そして、戻って来て、香料と香油を用意した。安息日には、戒めに従って、休んだが、
◎ショートメッセージ
《いよいよルカの福音書における学びもクライマックスとなります。この三年間マタイ、マルコそしてルカと学んで来ました。次は、ヨハネの福音書に入ります。
さてイエス様がよみがえる為には、その舞台が必要となります。もしイエス様が、ゴルゴタの丘で一緒に十字架につけられた二人の犯罪人と同じ場所に葬られたとしたら、やがてユダヤ議会が主張するように、
「弟子たちがイエスの遺体を盗んで行ったのだ」と言うことの後付けとなってしまいます。
よって、誰もが異論を唱えることの出来ないように、本物の墓に葬られる必要があったのです。すなわち、主イエス様は本当に死なれたこと、埋葬されたことの証明が、絶対必要条件であったのです。
さて、「ガリラヤからイエスと一緒に出て来た女たち」とは、
マタイはこのように書き記しています。
『そこには、遠くからながめている女たちがたくさんいた。イエスに仕えてガリラヤからついて来た女たちであった。その中に、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、ゼベダイの子らの母がいた。(マタイの福音書27:55 ~27:56)』
そしてマルコは、
『マグダラのマリヤとヨセの母マリヤとは、イエスの納められる所をよく見ていた。(マルコの福音書15:47)』と書き記しています。
よって、キイポイントになる女性はマグダラのマリヤとヤコブとヨセフとの母マリヤであることが分かります。
またゼベダイの子らの母とは、主イエス様の母マリヤの妹であり、名前はサロメであることが、三つの共観福音書から分かります。
アリマタヤのヨセフとニコデモが、主イエス様の御からだを治める場所をしっかりと確認したマグダラのマリヤとヨセの母マリヤは、安息日が始まって店が閉まる前に、エルサレム市内に戻り、香料と香油を用意しました。
さて安息日が始まりました。この日は、ほとんど家の中にいて過ごすことになっています。なぜならそれが戒めだからです。
ところが、ここから場面が急展開することになります。
安息日を守ることを、あれほどイエス様に主張していたパリサイ人や律法学者たち、祭司長たちは、自ら戒めを破り、ポンテオ・ピラトのもとに押しかけたのです。
続きは明日に学びます。》