◇◆◇日々のみ言葉
2018年7月6日(金)
◎聖書箇所【ルカの福音書23章54節~56節】
23:54 この日は準備の日で、もう安息日が始まろうとしていた。
23:55 ガリラヤからイエスと一緒に出て来た女たちは、ヨセフについて行って、墓と、イエスのからだの納められる様子を見届けた。
23:56 そして、戻って来て、香料と香油を用意した。安息日には、戒めに従って、休んだが、
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からの学びとなります。
マルコの福音書には、
『マグダラのマリヤとヨセの母マリヤとは、イエスの納められる所をよく見ていた。(マルコの福音書15:47)』と書かれています。
彼女たちは、七人がかりの男の人が、大きな丸い石をころがし、墓の入り口をふさぐ所をしっかりと確認したのです。
そして安息日になって店が閉まる前までに、エルサレム市内に戻り、香油と香料を用意しました。
しかしこの後、この女性たちの知らないことが、主イエス様が葬られた墓に、起きることになるのです。
マタイの福音書によりますと、
『さて、次の日、すなわち備えの日の翌日、祭司長、パリサイ人たちはピラトのところに集まって、こう言った。
「閣下。あの、人をだます男がまだ生きていたとき、『自分は三日の後によみがえる。』と言っていたのを思い出しました。ですから、三日目まで墓の番をするように命じてください。そうでないと、弟子たちが来て、彼を盗み出して、『死人の中からよみがえった。』と民衆に言うかもしれません。そうなると、この惑わしのほうが、前の場合より、もっとひどいことになります。」
ピラトは
「番兵を出してやるから、行ってできるだけの番をさせるがよい。」と彼らに言った。
そこで、彼らは行って、石に封印をし、番兵が墓の番をした。(マタイの福音書27:62~27:66)』
ここに書かれた「次の日」とは、大いなる安息日のことです。ユダヤでは、午後6時から新しい一日が始まります。
よってイエス様が十字架上で死なれてから、おそらく三、四時間後のことになります。しかもユダヤの指導者たちが、こぞって律法違反を犯しているのです。
このことからも、いかに彼らが、イエス様が言われたように、「偽善者」であることが分かります。
イエス様の墓を確認したマグダラのマリヤとヨセの母マリヤが、エルサレム市内に戻った後、墓にはローマ式封印がなされたのです。
これは正式なものであって、墓のふたの丸い石に上下左右にくさびを打ち込み、あらかじめ壁に打ち込んだくさびに、鉄製の鎖を通して、しっかりとふたを十字に固定したものです。
そしてそこには、ローマ総督ポンテオ・ピラトの名において封印が成されたことが書き記されています。もしこれを打ち破る者がいたら、死刑に定められるのです。
安息日は今始まったばかりです。安息日を守って休んでいる、ガリラヤからイエス様に従って来た女たちも、そしてペテロとヨハネも、そんなことが起きていようとは、知るよしもありません。彼らはエルサレム市内にあるゼベダイの家にいます。
さて、いよいよ舞台も、そして役者も揃いました。十字架から三日目になろうとしています。主イエス様がよみがえる時が一刻一刻近づきつつあります。》