◇◆◇日々のみ言葉
2018年7月7日(土)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章1節~2節】
24:1 週の初めの日の明け方早く、女たちは、準備しておいた香料を持って墓に着いた。
24:2 見ると、石が墓からわきにころがしてあった。
◎ショートメッセージ
《ルカの福音書も、今日から最後の24章に入ります。
ここに登場する女たちとは、アリマタヤのヨセフとニコデモによって、イエス様が、新しい墓に葬られる一部始終を、しっかりと見届けた女たちを指しています。
ルカは、後ほど彼女らの名前を明らかにしています。
『この女たちは、マグダラのマリヤとヨハンナとヤコブの母マリヤとであった。(ルカの福音書24:10前半)』
またマルコの福音書には、
『さて、安息日が終わったので、マグダラのマリヤとヤコブの母マリヤとサロメとは、イエスに油を塗りに行こうと思い、香料を買った。そして、週の初めの日の早朝、日が上ったとき、墓に着いた。
彼女たちは、「墓の入口からあの石をころがしてくれる人が、だれかいるでしょうか。」とみなで話し合っていた。
ところが、目を上げて見ると、あれほど大きな石だったのに、その石がすでにころがしてあった。(マルコの福音書16:1~16:4)』と書かれています。
ここから、イエス様に香料を塗りに行こうとした女性たちは四名で、中心となっているマグダラのマリヤ、ヤコブとヨセ(ヨセフの省略形)の母マリヤ、そしてゼベダイの子の母サロメ、そしてヨハンナです。その他にもまだ数名いる可能性はあります。
彼女らは、安息日になってからのことを知りません。まさかローマ兵によって、厳重なローマ式封印がなされていようとは。
それゆえ彼女らの関心事は、
「墓の入口からあの石をころがしてくれる人が、誰かいるでしょうか。」だったのです。
この大きな丸い石は、男が七人がかりで動かせるものだったのです。いくら七人以上いたとしても女性たちでは無理と言うものです。
しかし、彼女らがアリマタヤのヨセフの新しい墓に到着した時には、すでに石は墓の脇に転がしてあったのです。
これは、人間の手で動かしたと言うような光景ではありません。もし人間が動かしたのなら、再び閉じることを考慮して、入り口の横にずらすだけです。
しかし、墓の入り口からかなり離れた所に、重さ二百キロ以上ある石が、転がって横倒しになっているのです。こうする為には、牛や馬の力が必要なことは明白です。
実は、彼女らが墓に到着するまでに、大きなドラマが起こっていたのです。そのドラマが終わった直後に、女たちは来ることになります。
もちろん彼女らは、それさえも知らないのです。明日も同じ箇所から考えて見たいと思います。》