◇◆◇日々のみ言葉
2018年7月8日(日)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章1節~2節】
24:1 週の初めの日の明け方早く、女たちは、準備しておいた香料を持って墓に着いた。
24:2 見ると、石が墓からわきにころがしてあった。
◎ショートメッセージ
《昨日からルカの福音書も、最終章である24章に入りました。いよいよイエス様が復活される場面となります。
もし復活がなかったとしたら、どうなるのでしょうか。私たちクリスチャンは、最もみじめな者となってしまいます。
しかし、皆さん。ご安心下さい。
私たちの主は、イエス様は、本当によみがえられたのです。復活されたのです。しかも以前の肉体のままではなく、永遠に生き続けることの出来る栄光の体を持ってなのです。
主イエス様が復活されたことを一番最初に知ったのは、その栄光を目撃したのは誰だったのでしょうか。
マタイの福音書によりますと、
『さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方、マグダラのマリヤと、ほかのマリヤが墓を見に来た。
すると、大きな地震が起こった。それは、主の使いが天から降りて来て、石をわきへころがして、その上にすわったからである。
その顔は、いなずまのように輝き、その衣は雪のように白かった。番兵たちは、御使いを見て恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。
(マタイの福音書28:1~28:4)』と書かれています。
何と、ローマ兵たちだったのです。信者ではないのです。神様は、あえてそのようなことを成されたのです。しかも御使いが見える姿で、異邦人であり異宗者のローマ兵たちに、現われたのです。
そして彼らは、すぐにエルサレムに走って行き、起こった事を全部、祭司長たちに、つまりユダヤ最高議会に報告するのです。
マタイは、マグダラのマリヤと、ほかのマリヤが、墓を見に来たその時に、このことが起こったように書き記していますが、実際は異なるのです。
女性たちが到着した時には、すでにこのことが起こった後であり、見張りをしていたローマ兵たちは、皆そこから逃げ出し、ローマ総督ピラトではなく、ユダヤ議会に報告に行ったのです。
これは、祭司長たちやパリサイ人や律法学者たちならば、何が起こったのか説明してくれるに違いないと言うことと、任務に失敗した以上、ローマ総督から受ける罰から、何とかして逃れたいと思ったからなのです。
そしてユダヤ人の指導者たちならば、自分たちを弁護してくれるはずだ、と言う期待もあったからです。
女たちが見ると、石が墓からわきにころがしてあった、となっていますが、ローマ式封印が施されていましたから、そこには引きちぎれた鉄の鎖などが、バラバラとなっていたはずです。
当然、ピラトの押印による張り紙らしきものも、そこには存在したはずです。つまり、女たちは、その時、イエス様が葬られた墓に、ローマ式封印がなされていたことを、新たに知ったことになります。》