◇◆◇日々のみ言葉
2018年7月12日(木)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章8節】
24:8 女たちはイエスのみ言葉を思い出した。
◎ショートメッセージ
《ここに登場する女たちとは、マグダラのマリヤと、ヨセフの母マリヤ、そしてゼベタイの子らの母サロメ、そしてスザンナです。
マルコの福音書によりますと、
『また、遠くのほうから見ていた女たちもいた。その中にマグダラのマリヤと、小ヤコブとヨセの母マリヤと、またサロメもいた。イエスがガリラヤにおられたとき、いつもつき従って仕えていた女たちである。このほかにも、イエスと一緒にエルサレムに上って来た女たちがたくさんいた。(マルコの福音書15:40~15:41)』と書かれています。
よって、この女たちは、イエス様がガリラヤにおられた時から、行動を共にしていたことが分かります。
御使いは女たちに言いました。
「あなたがたは、なぜ生きている方を死人の中で捜すのですか。ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。人の子は必ず罪人らの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえらなければならない、と言われたでしょう。」
つまり御使いは、はっきりと女たちが、ガリラヤにてイエス様が共におられた頃に、すでに受難予告を聞いていたことを、指摘しているのです。
こう言われた時に、女たちはイエス様が語られたみ言葉を思い出したのです。当時は、携帯録音機や、タブレットなどは当然ありませんから、ユダヤの人々は覚えるしかなかったのです。
しかし、今も驚くべきことなのですが、ユダヤ人の記憶力のものすごさ。まさに選ばれた民である証拠と言えるでしょう。
神様は人類の歴史の生きた時計の指針としてユダヤ人を選ばれたのです。そしてそのユダヤ人から、救い主である主イエス・キリストがお生まれになられました。
旧約聖書には、メシヤは二回、この地上に来られることが預言されています。
最初は、悲しみのメシヤとして。
そして二回目は、栄光の王の王、主の主として。
イエス様は、弟子たちに言われました。
『「人の子は、必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、殺され、そして三日目によみがえらねばならないのです。」(ルカの福音書9:22)』
これはガリラヤ伝道後期の時に、ヘルモン山の麓にて話されたことです。この時、十二使徒だけでなく、多くの女たちも、主イエス様の御もとにいたことは明白です。でなければ、どうして御使いが、このことを言えるのでしょうか。
「まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。人の子は必ず罪人らの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえらなければならない、と言われたでしょう。」
それゆえ、女たちはイエス様のみ言葉を思い出したのです。》