◇◆◇日々のみ言葉
2018年7月13日(金)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章9節~11節】
24:9 そして、墓から戻って、十一弟子とその他の人たち全部に、一部始終を報告した。
24:10 この女たちは、マグダラのマリヤとヨハンナとヤコブの母マリヤとであった。彼女たちと一緒にいた他の女たちも、このことを使徒たちに話した。
24:11 ところが使徒たちにはこの話はたわごとと思われたので、彼らは女たちを信用しなかった。
◎ショートメッセージ
《まばゆいばかりの衣を着たふたりの人が、女たちの側近くにやって来ました。
女たちは、一瞬にして、その二人の青年が超自然的存在であることが分かりました。
今現在では考えられませんが、この当時、御使いが見える姿での出現は、かなり煩雑にあったことと思われます。
ましてや神の御子である主イエス様が、人としてこの世に遣わされ、そして十字架によって、救いの御わざを成し遂げ、よみがえられたのです。
きっと天では、御使いの賛美の大合唱がわき起こっていたに違いないでしょう。
女たちは恐ろしくなって、地面に顔を伏せてしまいました。
すると、その人たちはこう言ったのです。
と言うことは、このメッセージは、二人の御使いによって、同時に、もしくは交互に話されたことが分かります。
たとえば、このようにです。
御使いA 「あなたがたは、なぜ生きている方を死人の中で捜すのですか。」
御使いB 「ここにはおられません。」
御使いA+B「よみがえられたのです。」
御使いA「まだガリラヤにおられた頃、お話しになったことを思い出しなさい。」
御使いB「人の子は必ず罪人らの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみ
がえらなければならない、と言われたでしょう。」
その喜びのメッセージを聞いた女たちは、走って墓から戻って、十一使徒と、他の人全部に、見たことと聞いたことを報告しました。
と言うことは、この時には、二つに分断されていた使徒たちが、再び一箇所に集まっていたことが分かります。エルサレム市内にあるゼベダイの家であると思われます。
安息日が明けて、ベタニヤのマルタとマリヤの所に隠れていた九人の使徒たちは、この時にはすでに、エルサレムに戻って来ていたのです。
この女たちは、マグダラのマリヤとヨハンナとヤコブの母マリヤとであったことを、ルカはここで明らかにしています。
しかし彼女たちだけでなく、一緒に他の女たちもいたことをルカは付け加えています。この女たちの一人が、ゼベダイの妻サロメであることは分かっています。
もしかしたら、ベタニヤのマルタとマリヤの姉妹もその中に含まれていたのかも知れません。その可能性は非常に高いかと思います。
「ところが使徒たちにはこの話はたわごとと思われたので、彼らは女たちを信用しなかった。」とルカは断言しています。
何と言うことでしょうか。
しかし思い出して見て下さい。
イエス様はペテロに、このように預言されたのです。
『「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。しかし、私は、あなたの信仰がなくならないように、あなたの為に祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカの福音書22:31~22:32)』と。
だからこそ、この後シモン・ペテロは、アリマタヤのヨセフの墓に走って行くことになるのです。そしてその帰り道に主イエス様とお会いするのです。》