◇◆◇日々のみ言葉
2018年7月14日(土)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章12節】
24:12〔しかしペテロは、立ち上がると走って墓へ行き、かがんでのぞき込んだところ、亜麻布だけがあった。それで、この出来事に驚いて家に帰った。〕
◎ショートメッセージ
《この24章12節は、異本では欠いていることから、かっこづけとなっています。後の時代に、ヨハネの福音書20章6節~10節からの付け加えと、多くの学者は考えます。
しかし主イエス様の復活において、ペテロは主要な人物であり、34節にも登場するゆえに、この文章はルカが書いたものであることを、あえて疑う必要はないと尾山礼仁師は言っています。
さて、マグダラのマリヤとヨセの母マリヤ、スザンナ、そしてゼベダイの子の母サロメと他の女たちは、墓から走って、もと来た道を戻り、十一使徒と他の人全部に、見たことと聞いたことを報告しました。
ところが使徒たちには、この話は、たわごとに思えたのです。なぜなら彼らは、女たちを信用していなかったからです。
しかしシモン・ペテロは、なぜか、立ち上がったのです。主が愛された弟子のヨハネではありません。ペテロが立ち上がったのです。
この僅かな表現に、非常に重要な真理が隠されています。それは、人が失意のどん底から立ち上がる為には、誰かの取り成しの祈りが、絶対に必要であると言うことです。
それでは、いったい誰がペテロの為に祈ったのでしょうか。
それは、主イエス様なのです。
「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。しかし、私は、あなたの信仰がなくならないように、あなたの為に祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカの福音書22:31~22:32)
愛する皆さん。
主イエス様は、ペテロの為だけではありません。私たち一人一人の為に、今も取り成して下さっています。今も、私たちの為に祈って下さるのです。
使徒パウロは言います。
『神に選ばれた人々を訴えるのはだれですか。神が義と認めてくださるのです。罪に定めようとするのはだれですか。死んでくださった方、いや、よみがえられた方であるキリスト・イエスが、神の右の座に着き、私たちの為に取り成していてくださるのです。(ローマ人への手紙8:33~8:34)』
主イエス様は、祈っておられます。祈って下さるのです。
それゆえ、私たちも主と同じように、多くの愛する同僚の為に、取り成しの祈りをするべきなのです。
そして、あなたが今、立っていることが出来るのは、主イエス様の取り成しの祈りと、多くの方々の祈りがあるからなのです。
それゆえ、ペテロのように私たちは立ち上がることが出来るのです。
明日も同じ箇所からの学びとなります。》