• 日々のみ言葉 2018年7月15日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年7月15日(日)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書24章12節】
    24:12〔しかしペテロは、立ち上がると走って墓へ行き、かがんでのぞき込んだところ、亜麻布だけがあった。それで、この出来事に驚いて家に帰った。〕

    ◎ショートメッセージ
    《さて昨日と同じ箇所から、さらに深く考えて見たいと思います。
     まずシモン・ペテロですが、何時も誰と行動を共にしていましたか。

    『さて、過越の小羊のほふられる、種なしパンの日が来た。イエスは、こう言ってペテロとヨハネを遣わされた。「私たちの過越の食事ができるように、準備をしに行きなさい。」(ルカの福音書22:7~22:8)』

     イエス様のこの人選は、素晴らしい配慮であると私は信じます。ヨハネが十二使徒の中で一番若かったことは、まぎれもない事実です。
     そして自他と共に認める十二使徒のリーダーは、間違いなくペテロでしょう。ペテロが一番年上であったことも、間違いのないことです。
     つまり一番年長の者と一番年下の者がチームを組んでいたのです。

     ゲッセマネの園において、十一人の弟子たちは、皆イエス様を見捨てて逃げてしまいます。その時に、二手に分かれます。
     主が愛された弟子ヨハネは、引き返してイエス様の後をついて行きます。そしてペテロも、そのヨハネの後をついて行くのです。他の弟子たちは、ベテニヤに逃げ帰ります。

     イエス様の十字架の御もとには、ヨハネがいました。ペテロは、遠く離れて見守る、ガリラヤからイエス様に付き従って来た女たちの中に身を潜めています。

     イエス様が、息を引き取られ、アリマタヤのヨセフとニコデモによって新しい墓に埋葬されます。その時に、マグダラのマリヤとヨセの母マリヤは、その一部始終を目撃し確認します。
     しかし彼女たちだけではないのです。その時、ヨハネもペテロも彼女たちについて行き、イエス様の墓の位置を見届けたのです。

     だからこそ、案内もなく、ペテロは立ち上がって、一目散にアリマタヤのヨセフの墓に向かって走り出したのです。その時、もう一人の弟子が同じく立ち上がって、ペテロの後を追いかけます。ヨハネです。
     しかし若いヨハネの方が足が速く、ペテロを追い越して、先に墓に到着します。

     ヨハネの福音書には、
    『さて、週の初めの日に、マグダラのマリヤは、朝早くまだ暗いうちに墓に来た。そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。それで、走って、シモン・ペテロと、イエスが愛された、もうひとりの弟子とのところに来て、言った。
    「だれかが墓から主を取って行きました。主をどこに置いたのか、私たちにはわかりません。」
     そこでペテロともうひとりの弟子は外に出て来て、墓のほうへ行った。ふたりは一緒に走ったが、もうひとりの弟子がペテロよりも速かったので、先に墓に着いた。
     そして、からだをかがめてのぞき込み、亜麻布が置いてあるのを見たが、中にはいらなかった。
     シモン・ペテロも彼に続いて来て、墓にはいり、亜麻布が置いてあって、イエスの頭に巻かれていた布切れは、亜麻布と一緒にはなく、離れた所に巻かれたままになっているのを見た。
     そのとき、先に墓についたもうひとりの弟子もはいって来た。そして、見て、信じた。(ヨハネの福音書20:1~20:8)』と、詳しく書かれています。

     ヨハネは、置かれた亜麻布を見て信じましたが、ペテロはこの出来事に驚いただけです。そして、再びエルサレム市内に帰って行ったのです。》

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