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日々のみ言葉 2018年7月20日(金)
◇◆◇日々のみ言葉
2018年7月20日(金)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章17節～24節】
24:17 イエスは彼らに言われた。「歩きながらふたりで話し合っているその話は、何のことですか。」すると、ふたりは暗い顔つきになって、立ち止まった。
24:18 クレオパというほうが答えて言った。「エルサレムにいながら、近ごろそこで起こった事を、あなただけが知らなかったのですか。」
24:19 イエスが、「どんな事ですか。」と聞かれると、ふたりは答えた。「ナザレ人イエスのことです。この方は、神とすべての民の前で、行ないにも言葉にも力のある預言者でした。
24:20 それなのに、私たちの祭司長や指導者たちは、この方を引き渡して、死刑に定め、十字架につけたのです。
24:21 しかし私たちは、この方こそイスラエルを贖ってくださるはずだ、と望みをかけていました。事実、そればかりでなく、その事があってから三日目になりますが、
24:22 また仲間の女たちが私たちを驚かせました。その女たちは朝早く墓に行ってみましたが、
24:23 イエスのからだが見当たらないので、戻って来ました。そして御使いたちの幻を見たが、御使いたちがイエスは生きておられると告げた、と言うのです。
24:24 それで、仲間の何人かが墓に行ってみたのですが、はたして女たちの言ったとおりで、イエスさまは見当たらなかった、というのです。」◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からの学びです。クレオパ(クロパ)とその妻マリヤが、エルサレムから十一キロメートル余り離れたエマオという村へ帰路についていた時でした。
突然、イエスご自身が近づいて来て、彼らに話しかけられたのです。「歩きながらふたりで話し合っているその話は、何のことですか。」
「エルサレムにいながら、近ごろそこで起こった事を、あなただけが知らなかったのですか。」
これはクレオパが言ったことですが、この時エルサレムでは「過越の祭」が行なわれていたのです。
よって一見して、青年ラビの身なりをしている人が、エルサレムをひっくり返すような出来事を知らないことは、常識から考えられなかったからです。しかしイエス様は、
「どんなことですか。」
と、いつものように質問には質問を用いて答えられます。弟子であるクレオパ夫妻は、この問答からも、今話しているお方が、主イエス様であることを気付くべきなのです。「ナザレ人イエスのことです。この方は、神とすべての民の前で、行ないにも言葉にも力のある預言者でした。」
ここにも、マタイの福音書に書かれた預言が成就していることが分かります。
『そして、ナザレという町に行って住んだ。これは預言者たちを通して「この方はナザレ人と呼ばれる。」と言われた事が成就するためであった。(マタイの福音書2:23)』
しかしクレオパ夫妻は、イエス様のことをエリヤのような預言者としか理解していなかったことが分かります。
この後クレオパは、今日の朝に起こった出来事を、できるだけ詳細に、しかも分りやすくイエス様に説明します。もちろん彼には、今話しておられるお方が主であることは、全く見えてはいません。
クレオパの妻マリヤは、イエス様の十字架の側近くにいました。またアリマタヤのヨセフの墓までついて行きました。
しかし、日曜日の朝には、マグダラのマリヤとヨセ(ヨセフ)の母マリヤ、ゼベダイの子らの母サロメとスザンナとは、一緒に墓には行っていないことが分かります。
もし彼女がマグダラのマリヤたちと行動を共にしていたのなら、すでに復活のイエス様にお会いしているはずです。考えられますことはただ一つ。すなわち、安息日が始まる前に、エマオの自宅に夫と共に戻ったと言うことです。
そしてエマオで安息日を過ごし、安息日が明けた日曜日に、エルサレムのゼベタイの家にまたやって来たのです。
そして再びエマオへ戻って行く時に、主イエス様が来られたと言うわけです。》
