• 日々のみ言葉 2018年7月21日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年7月21日(土)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書24章25節~28節】
    24:25 するとイエスは言われた。「ああ、愚かな人たち。預言者たちの言ったすべてを信じない、心の鈍い人たち。
    24:26 キリストは、必ず、そのような苦しみを受けて、それから、彼の栄光にはいるはずではなかったのですか。」
    24:27 それから、イエスは、モーセおよびすべての預言者から始めて、聖書全体の中で、ご自分について書いてある事がらを彼らに説き明かされた。
    24:28 彼らは目的の村に近づいたが、イエスはまだ先へ行きそうなご様子であった。

    ◎ショートメッセージ
    《「歩きながらふたりで話し合っているその話は、何のことですか。」

    「エルサレムにいながら、近ごろそこで起こった事を、あなただけが知らなかったのですか。」

    「どんな事ですか。」

    「ナザレ人イエスのことです。この方は、神とすべての民の前で、行ないにも言葉にも力のある預言者でした。
     それなのに、私たちの祭司長や指導者たちは、この方を引き渡して、死刑に定め、十字架につけたのです。
     しかし私たちは、この方こそイスラエルを贖ってくださるはずだ、と望みをかけていました。事実、そればかりでなく、その事があってから三日目になりますが、また仲間の女たちが私たちを驚かせました。
     その女たちは朝早く墓に行ってみましたが、イエスのからだが見当たらないので、戻って来ました。そして御使いたちの幻を見たが、御使いたちがイエスは生きておられると告げた、と言うのです。
     それで、仲間の何人かが墓に行ってみたのですが、はたして女たちの言ったとおりで、イエスさまは見当たらなかった、というのです。」

     この続きの会話が、本日のみ言葉となります。

    「ああ、愚かな人たち。預言者たちの言ったすべてを信じない、心の鈍い人たち。」

     この言葉は、決してクレオパ夫妻だけに向けての言葉ではありません。多くのユダヤ人は、旧約聖書にかかれた預言を信じようとはしなかったのです。もし聖書に通じていたパリサイ人や律法学者たちが、その預言を信じていたのなら、イエス様こそ、聖書に預言され約束されたメシヤであることが分かったはずです。

     そしてこの事は、弟子たちにも向けられているのです。いかに私たちが信じることが出来ないのか、またいかに心が鈍くなっているのかが、分からないのです。

    「キリストは、必ず、そのような苦しみを受けて、それから、彼の栄光にはいるはずではなかったのですか。」

     このイエス様の言葉を、私たちは何気なく読み飛ばしてしまいやすいのですが、主はクレオパ夫妻にはっきりと告げています。
     それは「ナザレ人イエス」こそが、旧約聖書に預言されたメシヤであることを。

     それからイエス様は、モーセ五書を始め、預言書を含む聖書全体から、いかに預言が成就したかを彼らに教えられたのです。しかしこの時でさえ、クレオパ夫妻は、イエス様であることが分かりません。

     クレオパ夫妻の家があるエマオが近づいて来ました。おそらくエマオの入り口が見えて来たのでしょう。この村が城壁に囲まれていたのか、あるいは普通の村なのかは、聖書からでは判断することは出来ません。

     彼らが、村の入り口の方へ足を向けますと、イエス様は、真っ直ぐにまだ先に行くそぶりを見せられたのです。その続きは明日に。》

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