• 日々のみ言葉 2018年7月23日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年7月23日(月)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書24章30節~32節】
    24:30 彼らとともに食卓に着かれると、イエスはパンを取って祝福し、裂いて彼らに渡された。
    24:31 それで、彼らの目が開かれ、イエスだとわかった。するとイエスは、彼らには見えなくなった。
    24:32 そこでふたりは話し合った。「道々お話しになっている間も、聖書を説明してくださった間も、私たちの心はうちに燃えていたではないか。」

    ◎ショートメッセージ
    《週の初めの日のことです。すなわち主イエス様が復活された日。
     クレオパ夫妻は、目的の村エマオに近づきましたが、若きラビの姿をしたイエス様は、まだ先へ行きそうな様子でした。

    「どうか、我が家にお泊まりください。そろそろ夕刻になりますし、日もおおかた傾きましたから。」

     しかし若きラビは、躊躇したのです。
     そこでクレオパ夫妻は、もう一度、無理に願いました。
     その願いを聞いて、若きラビであるイエス様は、彼らの家の中にはいられました。

     妻マリヤが夕食を用意している間に、イエス様とクレオパは、まだその日に起こった出来事について話し合っていたに違いありません。

     さて、マリアがパンとぶどう酒と、野菜を煮た美味しいスープを持って来ました。本来は、その家の主人がパンを裂いて祝福し、分け与えるのですが、客人はラビですので、そこはイエス様に任せたわけです。

     現在で言うならば、食前の感謝の祈りを牧師先生にしていただく信徒と言った具合でしょうか。

     すると、その瞬間、クレオパ夫妻は、その若きラビが、自分たちが愛して止まない主イエス様であることが分かったのです。

     なぜイエス様と分かったのでしょうか。なぜ彼らの霊的な目が開かれたのでしょうか。

     それは、以前に同じような光景を見たからです。

     マタイの福音書によりますと、
    『夕方になったので、弟子たちはイエスの所に来て言った。
    「ここは寂しい所ですし、時刻ももう回っています。ですから群衆を解散させてください。そして村に行ってめいめいで食物を買うようにさせてください。」
     しかし、イエスは言われた。
    「彼らが出かけて行く必要はありません。あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい。」
     しかし、弟子たちはイエスに言った。
    「ここには、パンが五つと魚が二匹よりほかありません。」
     すると、イエスは言われた。
    「それを、ここに持って来なさい。」
     そしてイエスは、群衆に命じて草の上にすわらせ、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて、それらを祝福し、パンを裂いてそれを弟子たちに与えられたので、弟子たちは群衆に配った。人々はみな、食べて満腹した。そして、パン切れの余りを取り集めると、十二のかごにいっぱいあった。食べた者は、女と子どもを除いて、男五千人ほどであった。(マタイの福音書14:15~14:21)』と、
    「五千人の給食」の奇蹟が描かれています。

     この「五千人の給食」の場面に、クレオパ夫妻は同席していたのです。》

Comments are closed.