◇◆◇日々のみ言葉
2018年7月25日(水)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章13節~32節】
24:13 ちょうどこの日、ふたりの弟子が、エルサレムから十一キロメートル余り離れたエマオという村に行く途中であった。
24:14 そして、ふたりでこのいっさいの出来事について話し合っていた。
24:15 話し合ったり、論じ合ったりしているうちに、イエスご自身が近づいて、彼らと共に道を歩いておられた。
24:16 しかしふたりの目はさえぎられていて、イエスだとはわからなかった。
24:17 イエスは彼らに言われた。「歩きながらふたりで話し合っているその話は、何のことですか。」すると、ふたりは暗い顔つきになって、立ち止まった。
24:18 クレオパと言うほうが答えて言った。「エルサレムにいながら、近ごろそこで起こった事を、あなただけが知らなかったのですか。」
24:19 イエスが、「どんな事ですか。」と聞かれると、ふたりは答えた。「ナザレ人イエスのことです。この方は、神とすべての民の前で、行ないにも言葉にも力のある預言者でした。
24:20 それなのに、私たちの祭司長や指導者たちは、この方を引き渡して、死刑に定め、十字架につけたのです。
24:21 しかし私たちは、この方こそイスラエルを贖ってくださるはずだ、と望みをかけていました。事実、そればかりでなく、その事があってから三日目になりますが、
24:22 また仲間の女たちが私たちを驚かせました。その女たちは朝早く墓に行ってみましたが、
24:23 イエスのからだが見当たらないので、戻って来ました。そして御使いたちの幻を見たが、御使いたちがイエスは生きておられると告げた、と言うのです。
24:24 それで、仲間の何人かが墓に行ってみたのですが、はたして女たちの言ったとおりで、イエスさまは見当たらなかった、というのです。」
24:25 するとイエスは言われた。「ああ、愚かな人たち。預言者たちの言ったすべてを信じない、心の鈍い人たち。
24:26 キリストは、必ず、そのような苦しみを受けて、それから、彼の栄光にはいるはずではなかったのですか。」
24:27 それから、イエスは、モーセおよびすべての預言者から始めて、聖書全体の中で、ご自分について書いてある事がらを彼らに説き明かされた。
24:28 彼らは目的の村に近づいたが、イエスはまだ先へ行きそうなご様子であった。 24:29 それで、彼らが、「一緒にお泊まりください。そろそろ夕刻になりますし、日もおおかた傾きましたから。」と言って無理に願ったので、イエスは彼らと一緒に泊まるために中にはいられた。
24:30 彼らと共に食卓に着かれると、イエスはパンを取って祝福し、裂いて彼らに渡された。
24:31 それで、彼らの目が開かれ、イエスだとわかった。するとイエスは、彼らには見えなくなった。
24:32 そこでふたりは話し合った。「道々お話しになっている間も、聖書を説明してくださった間も、私たちの心はうちに燃えていたではないか。」
◎ショートメッセージ
《今日は、もう一度「エマオの途上における主イエス様の現われ」について、復習したいと思います。
それは、大切なメッセージがあるからです。
クレオパ夫妻がエマオの村の入り口に着いた時、彼らには、イエス様であることが、まだ分からなかったのですが、
「一緒にお泊まりください。そろそろ夕刻になりますし、日もおおかた傾きましたから。」
とお願いしたのです。
しかし主イエス様は、まだ先へ行きそうなご様子でした。
聖書には書かれてはいませんが、そこでさらにクレオパ夫妻は、再度、無理にお願いしたのです。
よって、「一緒にお泊まりください。お願いします。」と二人で、何度も願ったことは間違いありません。
その理由は何でしょうか。
彼らは、イエス様が十字架刑によって死んでしまわれたことに本当に落胆していたのです。希望を失い、絶望していたのです。
しかしイエス様の方から近づいて来られ、道々話している時も、聖書を説明してくれた時も、彼らの心は再び燃え始めたていたのです。しかしこの時には、まだそれが実感出来てはいませんでした。
だからこそ引き留めたのです。
そしてもう一つは、
主イエス様に、自分の家に入っていただくには、無理に願い、引き留める必要があると言うことです。
そしてイエス様が、家に入って下さるなら、祝福が待っているのです。
あなたの家には、イエス様はおられますか。
もちろん、主はいつも私、そしてあなたと共にいて下さいます。
しかし家に来ていただく為には、願う必要があるのです。イエス様に我が家に来ていただきましょう。願い祈り求めましょう。》