• 日々のみ言葉 2018年7月27日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年7月27日(金)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書24章36節~39節】
    24:36 これらのことを話している間に、イエスご自身が彼らの真中に立たれた。
    24:37 彼らは驚き恐れて、霊を見ているのだと思った。
    24:38 すると、イエスは言われた。「なぜ取り乱しているのですか。どうして心に疑いを起こすのですか。
    24:39 私の手や私の足を見なさい。まさしく私です。私にさわって、よく見なさい。霊ならこんな肉や骨はありません。私は持っています。」

    ◎ショートメッセージ
    《クレオパ夫妻は、イエス様がパンを取って祝福し、裂いて彼らに渡された時に、今、目の前におられるお方が、イエス様だとわかったのです。
     お互い顔を見合わせているうちに、突然イエス様は、彼らには見えなくなられました。
    外に出て行かれたのではありません。消えてしまわれたのです。

     そこでふたりはすぐさま立って、今来た道を引き返し、エルサレムに戻ったのです。エマオからエルサレムまでは十一キロメートルほどありますから、ゆっくり歩くと3時間ほどかかります。おそらく出来る限り走って、ゼベダイの家に向かったと思われます。

     戻って見ますと、十一使徒とその仲間が集まって、
    「主はよみがえって、シモンに姿を現わされた。」と話合っていたのです。

     その時です。
     突然、主イエス様が、彼らの真中に立たれたのです。

     ヨハネの福音書によりますと、
    『その日、すなわち週の初めの日の夕方のことであった。弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸がしめてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。「平安があなたがたにあるように。」こう言ってイエスは、その手とわき腹を彼らに示された。弟子たちは、主を見て喜んだ。(ヨハネの福音書20:19~20:20)』と書かれています。

     ここから、家にはかぎがかけられていたことが分ります。それ故、イエス様が弟子たちの真中に立たれた時に、彼らが驚き恐れて、幽霊を見ているのだと思ったわけです。

     ルカは省略していますが、ヨハネは、驚き恐れている弟子たちに、まず始めに「シャローム」とイエス様が言われたことを書き留めています。

    「平安があなたがたにあるように。」

     そして、
    「なぜ取り乱しているのですか。どうして心に疑いを起こすのですか。私の手や私の足を見なさい。まさしく私です。私にさわって、よく見なさい。霊ならこんな肉や骨はありません。私は持っています。」
    と言われ、彼らにその手とわき腹を示されました。そこには、十字架につけられた時の犬釘の跡がはっきりと残っていたのです。

     十一使徒たちも、そしてマグダラのマリヤや女たちも、またクレオパ夫妻も、イエス様の十字架の跡を見たのです。
     見ただけではありません。おそらくその傷跡に触れたと私は思えるのです。

     また、脇腹に槍を刺し通された跡も見せられたに違いありません。そこにもくっきりと、大きな傷跡が残っていたはずです。

     さて、両手と両足と脇腹の傷はどのようになっていたのでしょうか。想像するしかありませんが、傷口がきれいにふさがっていて、跡らしきものが残っていたのでしょうか。

     いいえ。そうではないと思います。それこそ血は滴り落ちてはいませんでしたが、犬釘と槍の刺さった跡の穴は、大きく残っていたに違いないのです。

     そうでなければ、イエス様はトマスにこのように言えるのでしょうか。
    「あなたの指をここにつけて、私の手を見なさい。手を伸ばして、私のわきに差し入れなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい。」

     やがて私たちも主イエス様にお会いする時が来ます。その時、イエス様はトマスと同じように、私たちにも言って下さると信じています。》

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