◇◆◇日々のみ言葉
2018年7月28日(土)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章40節】
24:40 [イエスはこう言われて、その手と足を彼らにお示しになった。]
◎ショートメッセージ
《週の初めの日、すなわち日曜日、そして主イエス様がよみがえられた日の夕方のことです。おそらく間もなく新しい一日が始まろうとしている頃だと思われます。
クレオパ夫妻が、エマオから戻ってみると、イエス様ご自身が彼らの真中に立たれたのです。ユダヤ人を恐れて、外には鍵がかけられており、突然イエス様が現われたので、弟子たちは驚き恐れて、幽霊を見ているのだと思ったわけです。
さて、ここにはマグダラのマリヤを始め、すでに復活されたイエス様に出会っている女たちもいたはずです。
マタイの福音書によりますと、
『そこで、彼女たちは、恐ろしくはあったが大喜びで、急いで墓を離れ、弟子たちに知らせに走って行った。
すると、イエスが彼女たちに出会って、「おはよう。」と言われた。彼女たちは近寄って御足を抱いてイエスを拝んだ。
すると、イエスは言われた。「恐れてはいけません。行って、私の兄弟たちに、ガリラヤに行くように言いなさい。そこで私に会えるのです。」(マタイの福音書28:8~28:10)』と書かれています。
マタイは、御使いからメッセージを受け取った女たちに、すぐにもイエス様が出会ってくれたように書いていますが、実は順番が省略されています。
まず最初にマグダラのマリヤ、次にシモン・ペテロ、それから彼女たちとなるのです。そしてエマオに向かう道でのクレオパ夫妻となります。
さて、イエス様が真中に立たれた時、そこにいた人々は、二つの相反する反応を示しました。
不思議なことに、トマスはいませんでしたが、ペテロを除く九人の使徒たち、そして他の弟子たちと女たちは、驚き恐れたはずです。なぜなら始めて、よみがえられたイエス様にお会いするからです。
次にペテロ、マグダラのマリヤ、ゼベダイの妻サロメ、ヨセフの母マリヤ、スザンナ、クレオパ夫妻は、復活されたイエス様にお会いするのは、二度目となりますから、喜び踊り出したに違いありません。
しかし、それでも、未だにイエス様が、本当によみがえられたことを、まだ受け止めることは出来なかったようです。
するとイエス様は言われました。
「なぜ取り乱しているのですか。どうして心に疑いを起こすのですか。私の手や私の足を見なさい。まさしく私です。私にさわって、よく見なさい。霊ならこんな肉や骨はありません。私は持っています。」
そして、信頼すべき写本には、書かれておらず、異本に挿入されている節が、今日の聖書箇所となります。
[イエスはこう言われて、その手と足を彼らにお示しになった。]
そこにいた弟子たちと女たち全員が、イエス様に触れたはずです。本当に肉体や骨があるのか、そして本当に生きておられるのなら、体温、いや主の温もりがあったはずです。彼らはそれを確かめたはずです。
もし私がその現場にいたら、何度も主イエス様に触れると思います。また主は、触れられることを許されたのです。もちろん失礼のないようにですが。》