◇◆◇日々のみ言葉
2018年8月8日(水)
◎聖書箇所【使徒の働き1章3節】
1:3 イエスは苦しみを受けた後、四十日の間、彼らに現われて、神の国のことを語り、数多くの確かな証拠をもって、ご自分が生きていることを使徒たちに示された。
◎ショートメッセージ
《三日間は、使徒の働きの1章1節~2節のみ言葉について考えて見ました。今日は先に進み、3節から学びます。
ルカは、「イエス様が苦しみを受けた後」と書き記していますが、苦しみとは、イエス様が捕らえられた後、サンヘドリンにおいて、ピラトの裁判後にローマ兵によって、そして残酷な十字架の苦しみを指しています。
最初は、ユダヤ最高議会サンヘドリンにおいて、
『しかし、イエスは黙ったままで、何もお答えにならなかった。大祭司は、さらにイエスに尋ねて言った。
「あなたは、ほむべき方の子、キリストですか。」
そこでイエスは言われた。
「私は、それです。人の子が、力ある方の右の座に着き、天の雲に乗って来るのを、あなたがたは見るはずです。」
すると、大祭司は、自分の衣を引き裂いて言った。
「これでもまだ、証人が必要でしょうか。あなたがたは、神をけがすこのことばを聞いたのです。どう考えますか。」
すると、彼らは全員で、イエスには死刑に当たる罪があると決めた。そうして、ある人々は、イエスにつばきをかけ、御顔をおおい、こぶしでなぐりつけ、「言い当てて見ろ。」などと言ったりし始めた。また、役人たちは、イエスを受け取って、平手で打った。(マルコの福音書14:61~14:65)』
次にローマ兵によって、
『それで、ピラトは群衆のきげんをとろうと思い、バラバを釈放した。そして、イエスをむち打って後、十字架につけるようにと引き渡した。
兵士たちはイエスを邸宅、すなわち総督官邸の中に連れて行き、全部隊を呼び集めた。
そしてイエスに紫の衣を着せ、いばらの冠を編んでかぶらせ、それから、「ユダヤ人の王さま。ばんざい。」と叫んであいさつをし始めた。
また、葦の棒でイエスの頭をたたいたり、つばきをかけたり、ひざまずいて拝んだりしていた。(マルコの福音書15:15~15:19)』
そして、ゴルゴタの丘で、
『それから、彼らは、イエスを十字架につけた。そして、だれが何を取るかをくじ引きで決めたうえで、イエスの着物を分けた。彼らがイエスを十字架につけたのは、午前九時であった。(マルコの福音書15:24 ~15:25)』と書かれています。
イエス様は、この苦しみを、私たちの為に受けてくださいました。
それだけではありません。
イエス様は、大祭司カヤパの為にも、サンヘドリン議員の為にも、ポンテオ・ピラトの為にも、そしてローマ兵の為にも、代わりに釈放された大悪人バラバの為にも、一緒に十字架につけられた二人の強盗の為にも、そしてヘロデ・アンティパスとその妻ヘロデヤと娘サロメの為にも、そのすべての罪を背負われて、死んで下さったのです。》