◇◆◇日々のみ言葉
2018年8月20日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き1章13節~14節】
1:13 彼らは町にはいると、泊まっている屋上の間に上がった。この人々は、ペテロとヨハネとヤコブとアンデレ、ピリポとトマス、バルトロマイとマタイ、アルパヨの子ヤコブと熱心党員シモンとヤコブの子ユダであった。
1:14 この人たちは、婦人たちやイエスの母マリヤ、およびイエスの兄弟たちと共に、みな心を合わせ、祈りに専念していた。
◎ショートメッセージ
《十一使徒たちは、オリーブ山からエルサレムに帰りました。この山はエルサレムの近くにあって、安息日の道のりほどの距離で、約800メートル離れた位置にあったのです。
十一使徒たちはエルサレム市内に戻ると、拠点としている屋上の間に上がりました。ここでルカは、十一使徒の名前を掲載しています。
ルカは、前の書(ルカの福音書)においても、イエス様が十二使徒を任命した記事を書き残しています。
ルカの福音書では、
『この頃、イエスは祈るために山に行き、神に祈りながら夜を明かされた。
夜明けになって、弟子たちを呼び寄せ、その中から十二人を選び、彼らに使徒という名をつけられた。
すなわち、ペテロという名をいただいたシモンとその兄弟アンデレ、ヤコブとヨハネ、ピリポとバルトロマイ、マタイとトマス、アルパヨの子ヤコブと熱心党員と呼ばれるシモン、ヤコブの子ユダとイエスを裏切ったイスカリオテ・ユダである。(ルカの福音書6:12~6:16)』となっています。
「福音書」においても、また「使徒の働き」においても、十二使徒を二名ずつに分けて、六グループとして書き記しています。
ところが、使徒の働きにおいては、名前を上げる順が異なっていることが分かります。これはどのような意味を持っているのでしょうか。
推測しますと、使徒の働きに書かれた六グループこそが、イエス様ご自身がチームとして任命された人選に違いありません。
福音書の順番は、イエス様の公生涯初期の段階において、弟子となった二組の兄弟たち。そしてピリポとその親友バルトロマイ(ナタナエル)と続いて行くのですが、最後は、ヤコブの子ユダとイエス様を裏切ったイスカリオテ・ユダとなっています。
しかも使徒の働きでは、やはり同じように最後に、ヤコブの子ユダだけが書き記されています。これはヤコブの子ユダが、イスカリオテのユダと共に一つのチームを作っていた証拠ではないでしょうか。
明日も同じ箇所からさらに学びましょう。》