◇◆◇日々のみ言葉
2018年8月25日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き1章15節~19節】
1:15 そのころ、百二十名ほどの兄弟たちが集まっていたが、ペテロはその中に立ってこう言った。
1:16「兄弟たち。イエスを捕えた者どもの手引きをしたユダについて、聖霊がダビデの口を通して預言された聖書の言葉は、成就しなければならなかったのです。
1:17 ユダは私たちの仲間として数えられており、この務めを受けていました。
1:18(ところがこの男は、不正なことをして得た報酬で地所を手に入れたが、まっさかさまに落ち、からだは真二つに裂け、はらわたが全部飛び出してしまった。
1:19 このことが、エルサレムの住民全部に知れて、その地所は彼らの国語でアケルダマ、すなわち『血の地所』と呼ばれるようになった。)
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からの学びとなります。
今日は、特にペテロが語った、
「ユダは私たちの仲間として数えられており、この務めを受けていました。」
と言う箇所から考えて見たいと思います。
イエス様は、公生涯の始めに弟子たちを、ユダヤの町や村々に遣わされたことがあります。
その初回は、マルコの福音書によりますと、
『十二弟子を呼び、ふたりずつ遣わし始め、彼らに汚れた霊を追い出す権威をお与えになった。また、彼らにこう命じられた。
「旅のためには、杖一本のほかは、何も持って行ってはいけません。パンも、袋も、胴巻きに金も持って行ってはいけません。くつは、はきなさい。しかし二枚の下着を着てはいけません。」
また、彼らに言われた。
「どこででも一軒の家にはいったら、そこの土地から出て行くまでは、その家にとどまっていなさい。もし、あなたがたを受け入れない場所、また、あなたがたに聞こうとしない人々なら、そこから出て行くときに、そこの人々に対する証言として、足の裏のちりを払い落としなさい。」
こうして十二人が出て行き、悔い改めを説き広め、悪霊を多く追い出し、大ぜいの病人に油を塗っていやした。(マルコの福音書6:7~6:13)』と書かれています。
ここからイエス様ご自身が、ペアになる使徒たちを決められたことが分かります。よってイスカリオテのユダも、ヤコブ子のユダと共に出て行って、悔い改めを教え、悪霊を追い出し、大勢の病人をオリーブ油を塗っていやしたのです。
まさしく栄光の中を歩んでいたはずなのです。
それにも関わらず、どうして堕落してしまったのでしょうか。結局は、やはり「金」なのでしょうか。
ヨハネは、イスカリオテのユダが盗人であることを証言しています。
『マリヤは、非常に高価な、純粋なナルドの香油三百グラムを取って、イエスの足に塗り、彼女の髪の毛でイエスの足をぬぐった。家は香油のかおりでいっぱいになった。ところが、弟子のひとりで、イエスを裏切ろうとしているイスカリオテ・ユダが言った。
「なぜ、この香油を三百デナリに売って、貧しい人々に施さなかったのか。」
しかしこう言ったのは、彼が貧しい人々のことを心にかけていたからではなく、彼は盗人であって、金入れを預かっていたが、その中に収められたものを、いつも盗んでいたからである。(ヨハネの福音書12:3~12:6)』と。
まさしく、主イエス様が言われた通りなのです。
『「しもべは、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、または一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。」(ルカの福音書16:13)』
この世の人々は、皆、お金に仕えて生きています。しかし私たちは違います。私たちは、まことの神様であられる主イエス様に仕える者なのです。
「神の国と義とを第一とすれば、それらのものはみな与えられます。」》