◇◆◇日々のみ言葉
2018年9月8日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き2章2節~4節】
2:2 すると突然、天から、激しい風が吹いてくるような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。
2:3 また、炎のような分かれた舌が現われて、ひとりひとりの上にとどまった。
2:4 すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国の言葉で話しだした。
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所となりますが、今日は、4節について考えて見ましょう。
まずルカは、この時「炎のような分かれた舌」と書いています。もちろんこの場所には、パウロもルカもいません。彼らは、まだ救われてはいない時です。
しかし、パウロはすでにこの世に存在していたことは間違いありません。おそらくパウロは、まだ青年(三十歳未満)であった可能性は非常に高いと思われます。なぜならサウロとして「使徒の働き」に登場するのは、まだまだ先のことだからです。
そして「ルカの福音書」と「使徒の働き」をローマにおいて執筆したギリシャ人の医者ルカは、まだ生まれてはいない可能性が非常に高いと思われます。もし生まれていたとしても、まだ二・三歳の幼子であったことでしょう。
伝承では、ルカの福音書は、紀元61年から63年に、そして使徒の働きは、紀元65年頃に書かれたと言われています。つまりイエス様の十字架から、31年から35年後のことになるからです。
さて、今日の聖書箇所に戻りましょう。
よって現われたのが「舌」であったことを見たのは、十二使徒たちと、その場に居合わせた120名以上の人々であったのです。
「舌」なのです。舌らしきものではありません。
その舌が、ひとりひとりの頭の上にとどまったのです。おそらくとどまった舌は、その人の中に吸い込まれた行った、あるいはその人の中に入っていたことは間違いありません。
すると何が起こったのでしょうか。
「みなが聖霊に満たされ」たのです。御霊に満たされたのです。
この時、十二使徒たちは、この「炎のような舌」が聖霊なるお方であることが分かったのでしょうか。
今、自分が満たされていることを理解し、また認識したのでしょうか。
もちろん分かったのです。理解したのです。認識したのです。確認したのです。
なぜならイエス様は、はっきりとこのように約束され、彼らに言われたからです。
『「私は父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。」(ヨハネの福音書14:16~14:17)』と書かれているからです。
イエス様は、明確に「しかし、あなたがたはその方を知っています。」と言われたからです。彼らは、イエス様の三年半におよぶ公生涯において、聖霊様を体験しているのです。
明日は先に進みます。》