◇◆◇日々のみ言葉
2018年9月11日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き2章7節~12節】
2:7 彼らは驚き怪しんで言った。「どうでしょう。いま話しているこの人たちは、みなガリラヤの人ではありませんか。
2:8 それなのに、私たちめいめいの国の国語で話すのを聞くとは、いったいどうしたことでしょう。
2:9 私たちは、パルテヤ人、メジヤ人、エラム人、またメソポタミヤ、ユダヤ、カパドキヤ、ポントとアジヤ、
2:10 フルギヤとパンフリヤ、エジプトとクレネに近いリビヤ地方などに住む者たち、また滞在中のローマ人たちで、
2:11 ユダヤ人もいれば改宗者もいる。またクレテ人とアラビヤ人なのに、あの人たちが、私たちのいろいろな国言葉で神の大きなみわざを語るのを聞こうとは。」
2:12 人々はみな、驚き惑って、互いに「いったいこれはどうしたことか。」と言った。
◎ショートメッセージ
《朝の九時少し前のことです。
多くの敬虔なユダヤ人の男性が、朝九時の祈りを神殿において捧げる為に、神殿へのメイン道路を歩いて行きました。
すると突然、大きな地響きと、ゴーッと言う風が吹く音を耳にしたのです。彼らは、いったい何事が起きたのか、あるいはエルサレムが攻撃されたかと思い、しばらく混乱状態に陥ったのでした。
すると、どこからか大勢の人々が、様々な言葉で神様を誉め讃える声が聞こえて来るではありませんか。
彼らは、その声をたよりに、神殿に続くメイン道路から離れて、その声のする方向へ、つまりヨハネ・マルコの家の前に集まって来たのです。
彼らは驚き包まれて、このように証しています。
「どうでしょう。いま話しているこの人たちは、みなガリラヤの人ではありませんか。
それなのに、私たちめいめいの国の国語で話すのを聞くとは、いったいどうしたことでしょう。
私たちは、パルテヤ人、メジヤ人、エラム人、またメソポタミヤ、ユダヤ、カパドキヤ、ポントとアジヤ、フルギヤとパンフリヤ、エジプトとクレネに近いリビヤ地方などに住む者たち、また滞在中のローマ人たちで、ユダヤ人もいれば改宗者もいる。
またクレテ人とアラビヤ人なのに、あの人たちが、私たちのいろいろな国言葉で神の大きなみわざを語るのを聞こうとは。」
この時、これほど多くの国に散らばって住んでいるユダヤ人たちが集まって来ていました。
彼らはユダヤ人でありながら、住んでいる国のれっきとした国民なのです。パウロが熱心なパリサイ人でありながら、生まれた時からローマ市民であったように。
また「改宗者」とは、ユダヤ人以外の民族、すなわち異邦人でありながら、ユダヤ教に改宗した男の人を指しています。
その条件とは、モーゼの律法を守ることであり、割礼を受けることです。後にテモテはギリシャ人でありながら、パウロは割礼を施しました。
しかしパウロは異邦人の使徒として選ばれ、エルサレム教会において認められた後は、主を信じる異邦人は、「割礼」を受けることの必要性はなくなり、その後、異邦人に割礼を強いることは廃止されることになります。
誰であっても、主イエスを心から信じ、そして「イエス様こそ私の主」であると、口で告白する者は救われ、永遠のいのちをいただくことが出来ます。
そして主の兄弟・姉妹として、御国の一員に加えられることになります。》