• 日々のみ言葉 2018年9月12日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年9月12日(水)

    ◎聖書箇所【使徒の働き2章13節】
    2:13 しかし、ほかに「彼らは甘いぶどう酒に酔っているのだ。」と言ってあざける者たちもいた。

    ◎ショートメッセージ
    《「どうでしょう。いま話しているこの人たちは、みなガリラヤの人ではありませんか。それなのに、私たちめいめいの国の国語で話すのを聞くとは、いったいどうしたことでしょう。
     私たちは、パルテヤ人、メジヤ人、エラム人、またメソポタミヤ、ユダヤ、カパドキヤ、ポントとアジヤ、フルギヤとパンフリヤ、エジプトとクレネに近いリビヤ地方などに住む者たち、また滞在中のローマ人たちで、ユダヤ人もいれば改宗者もいる。
     またクレテ人とアラビヤ人なのに、あの人たちが、私たちのいろいろな国言葉で神の大きなみわざを語るのを聞こうとは。」

     ルカが、その時の状況を続けて書き記したことが、本日の聖書箇所となります。

     かつてないような、大きな物音を聞いて、たくさんの人々が「何事だ」と驚いて、ヨハネ・マルコの家の前に集まって来たのです。

     そして人々は、様々な国の言葉で、神様を誉め讃える声を聞いたのです。この時、具体的に弟子たちが何を話していたのかは、ルカは書き記していませんから分かりかねますが、聖霊様が降られて来たのです。
     聖霊様は、混乱を生み出す神様ではありません。聖霊様は秩序を重んじ、また秩序を与えて下さるお方なのです。

     もし弟子たちが、聖霊様に満たされ、おのおのが勝手に思うことを、いろいろな国の言葉で話していたとしたら、集まって来た人々は、ただ気が狂ったのだと思うのも当然だと思います。

     現に他の人々は、「彼らは甘いぶどう酒に酔っているのだ。」と言ってあざける者たちもいたわけですから。

     聖書には書かれていませんが、私はこのように推測します。

     ガリラヤ出身の使徒たちは、公用語であるアラム語、そしてヘブル語をしゃべることが出来たのですが、おそらくほとんどの者はギリシャ語を話せなかったはずです。
     それゆえペテロは、メッセージの通訳としてマルコを用いたのです。

     しかし、世界各国に散らばっているユダヤ人の人々は国際的であり、その当時の中心であったヨーロッパは、アレキサンダー大王の功績によって、ギリシャ語化していましたし、また市場は様々な国の言葉が飛び交っていました。

     つまり彼らのほとんどが数カ国以上の言葉を話すことが出来たのです。リバイバリストのベニー・ヒン師は、かつてテルアビブに住んでいた時には、五カ国語を話せた、とその著書に書いています。

     結論を言いますと、皆同じ意味の言葉を、あらゆる国語で話していたと言うことです。なぜなら、バイリンガー以上の彼らは、同じ意味の言葉であったら、どちらの言葉であっても、一瞬にしてその意味が分かったからです。

     例えば「愛しています」と「I love you」と、どちらであっても私たちは意味が分かるように。

     明日も同じ箇所から考えたいと思います。》

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