◇◆◇日々のみ言葉
2018年10月4日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き2章44節~47節】
2:44 信者となった者たちは皆一緒にいて、いっさいの物を共有にしていた。
2:45 そして、資産や持ち物を売っては、それぞれの必要に応じて、皆に分配していた。
2:46 そして毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事を共にし、
2:47 神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からの学びとなります。
今日は救われた人々が、エルサレムにおいて行なっていたことについて改めて考えて見たいと思います。
『そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈りをしていた。(使徒の働き2:42)』
新しく教会に加わった人々は、四つのことを行ないました。それは、使徒たちの教えに聞き従ったこと、交わりをしたこと、パンを裂いたこと、そして祈りをしたことです。
しかも彼らは、これらのことを毎日、絶えず行なっていたのです。
これは簡単なようで、決して簡単なことではありません。いくら初代教会の人々が今日とは比べものにならないほどに忙しくなかったとしても、毎日、み言葉(教え)を学ぶ為に集まったり、祈祷会を開くと言うことは、決して容易ではないはずです。
それほどに「救われた喜び」、またイエス様への愛と信仰の熱心さを物語ってはいないでしょうか。
「使徒たちの教え」とは、使徒たちを通して伝えられた主イエス様の教えのことです。最初は口頭でしたが、やがては福音書となり、そして書簡が加えられ「新約聖書」となって行きます。この使徒たちの教えに聞き従うことは、教会員として当然の務めとなります。
二番目は、「交わりをした」ことです。これは主を信じる者たちの人格と人格の交わりであり、霊的交わりと言っても良いでしょうか。それだからこそ、主イエス様を中心とした愛溢れる共同体となって行くのです。
次に、「パンを裂いた」ことです。
これは単なる食事ではありません。聖餐式のことを指します。主イエス様が、最後の夜において制定された礼典のことです。このように生きた教会では、礼典は重んじられていたのです。
そして四番目は、「祈りをしていた」ことです。これは一人一人がばらばらに個人的に祈っていたのではなく、合同祈祷会のことを表わしています。しかも毎日です。彼らは毎日、熱心に祈祷会を持っていたのです。おそらく同胞のユダヤ人たちが救われるようにと、祈り続けていたのでしょう。
それゆえ、主イエス様は、毎日救われる人々を仲間に加えてくださったのです。
そして「すべての民に好意を持たれた」ことは、まさに主イエス様が言われたことの成就なのです。
『「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。あなたがたは互いに愛し合いなさい。私があなたがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。
もしあなたがたの互いの間に愛があるなら、それによって、あなたがたが私の弟子であることを、すべての人が認めるのです。」(ヨハネの福音書13:34~13:35)』》