◇◆◇日々のみ言葉
2018年10月5日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き3章1節】
3:1 ペテロとヨハネは午後三時の祈りの時間に宮に上って行った。
◎ショートメッセージ
《今日から使徒の働きも、第3章に入ります。
使徒たちは、福音を知らせ伝え続けていました。主イエス様が、昇天される直前に命じられた「大宣教命令」に従っていたのです。
『「私には天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、私があなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。私は、世の終わりまで、いつも、あなたがたと共にいます。」(マタイの福音書28:18~28:20抜粋)』
しかし彼らは、まだユダヤ人として、ユダヤ教の教えに従っていたのです。
一般的ユダヤ人は、朝九時、昼の十二時、そして午後三時、一日に三回神殿に行き、祈りを捧げることが日常でした。
それだからこそ、五旬節の日、人々が朝九時の祈りを捧げる為に宮に上ろうとしていた時に、聖霊様が降られ、大きな地響きと物音がとどろき渡ったと言うわけなのです。神様は、本当に「時」を見定めておられるのです。
この時にも、まさにそうだったのです。
ルカは、この時に宮に上って行ったのは、シモン・ペテロとゼベダイの子ヨハネの二人だけであったことを書き記しています。
他の十人の使徒たち(すでにマッテヤは加えられています)は、どうしていたのでしょうか。
おそらくエルサレム教会の信者たちの集まっている家々に遣わされて、祈りと教えを導いていたのではないでしょうか。
なぜなら三千人以上の人々が新しく教会に加えられたのです。そればかりではありません。主イエス様は、毎日救われる人々を、仲間に加えてくださったのですから。
それほどの大人数が一斉に集まれる場所などはありません。この時には、かなりの大きさの邸宅を持っている信者の家が解放され、そこに集まっていたと考えられます。
私は、十二使徒だけでは、すでに手が足りなくなっており、主の兄弟であるヤコブ、ヨセフ、ユダ、シモンもその働きを担っていたに違いないと思っています。
また復活された主イエス様に直接出会ったマグダラのマリヤ、スザンナ、サロメやクロパの妻マリヤを含む女性たちも、新たに加えられた女性信者を教えていたとも思うのです。
さて、今日のみ言葉に戻りましょう。
この時なぜか、ペテロとヨハネは、祈る為に神殿に上って行きました。何気なく?
あるいはパリサイ人や律法学者と祭司長や祭司たち、ユダヤの指導者の偵察に?
いいえ。
私は、聖霊様が彼ら二人を、その日のその時に、導かれたと信じているのです。》