◇◆◇日々のみ言葉
2018年10月13日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き3章9節~11節】
3:9 人々はみな、彼が歩きながら、神を賛美しているのを見た。
3:10 そして、これが、施しを求めるために宮の「美しの門」にすわっていた男だとわかると、この人の身に起こったことに驚き、あきれた。
3:11 この人が、ペテロとヨハネにつきまとっている間に、非常に驚いた人々がみないっせいに、ソロモンの廊という回廊にいる彼らの所に、やって来た。
◎ショートメッセージ
《「金銀は私にはない。しかし、私にあるものを上げよう。ナザレのイエス・キリストの名によって、歩きなさい。」
ペテロは彼の右手を取り、ヨハネは彼の左手を取って立たせたのです。するとたちまち、彼の足とくるぶしが強くなり、おどり上がってまっすぐに立ち、歩き始めました。
そして飛んだりはねたりしながら、神様を賛美しつつ、ふたりと一緒に、「美しの門」を通ってはいって行ったのです。
彼は自分の足で、生まれて初めて「美しの門」をくぐって行きました。もしかしたら「罪人」は、それ以上先に行くことは許されてはいなかったかも知れません。
この時代、体に不具合がある人は、両親や先祖や自分の犯した罪の結果で、神からそのような裁きを受けたと考えられていたからです。つまり「罪人」呼ばわりされていたわけです。
人々はみな、彼が歩きながら、神を賛美しているのを見たのです。そして、これが、施しを求めるために宮の「美しの門」にすわっていた乞食の男だとわかると、この人の身に起こったことに驚き、あきれたのです。
つまりいったい何が起きたのか、信じられなかったのです。
たちまち、噂はエルサレム市内を駆け巡ります。
そのことを耳にした人々が一斉に集まってきました。ペテロとヨハネといやされた男は、神殿の「ソロモンの回廊」の所にいることが分かると、そこに殺到したのです。
もちろんその中には、ユダヤの指導者たちも、パリサイ人や律法学者たちもいました。
実は、かつてイエス様のその同じ場所において、人々を教えられたのです。
ヨハネの福音書には、
『時は冬であった。イエスは、宮の中で、ソロモンの廊を歩いておられた。
それでユダヤ人たちは、イエスを取り囲んで言った。「あなたは、いつまで私たちに気をもませるのですか。もしあなたがキリストなら、はっきりとそう言ってください。」
イエスは彼らに答えられた。
「私は話しました。しかし、あなたがたは信じないのです。私が父の御名によって行なうわざが、私について証言しています。しかし、あなたがたは信じません。それは、あなたがたが私の羊に属していないからです。
私の羊は私の声を聞き分けます。また私は彼らを知っています。そして彼らは私について来ます。私は彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれも私の手から彼らを奪い去るようなことはありません。
私に彼らをお与えになった父は、すべてにまさって偉大です。だれも私の父の御手から彼らを奪い去ることはできません。私と父とは一つです。」(ヨハネの福音書10:23~10:30)』と書かれています。
その同じ場所において、今度は弟子たちが弁明することになります。》