◇◆◇日々のみ言葉
2018年10月21日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き3章21節】
3:21 「このイエスは、神が昔から、聖なる預言者たちの口を通してたびたび語られた、あの万物の改まる時まで、天にとどまっていなければなりません。」
◎ショートメッセージ
《シモン・ペテロのメッセージは、まだまだ続きます。
ダビデは詩篇を通して、このように預言しました。
『主は、私の主に仰せられる。「私があなたの敵をあなたの足台とするまでは、私の右の座に着いていよ。」(詩篇110:1)』
ダビデが言う「主」とは、ヤーヴェなる神様のことであり、「私の主」とは、やがてダビデ自身の子孫の中から生まれるメシア(主イエス様)を指し示しています。
イエス様は、大祭司カヤパによる法廷で、このようにご自身のことを証しされました。
『そこで大祭司が立ち上がり、真中に進み出てイエスに尋ねて言った。
「何も答えないのですか。この人たちが、あなたに不利な証言をしていますが、これはどうなのですか。」
しかし、イエスは黙ったままで、何もお答えにならなかった。
大祭司は、さらにイエスに尋ねて言った。
「あなたは、ほむべき方の子、キリストですか。」
そこでイエスは言われた。
「私は、それです。人の子が、力ある方の右の座に着き、天の雲に乗って来るのを、あなたがたは見るはずです。」(マルコの福音書14:60~14:62)』」
大祭司を含め、ユダヤ最高議会の議員たちは、ダビデの詩篇を良く知っていました。その詩篇に預言されている人物こそが、ご自身であることを宣言されたのです。
使徒パウロは、その書簡において、
『神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。
また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ、いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えになりました。(エペソ人への手紙1:20~1:22)』と説明しています。
私たちの主イエス様は、現在は父なる神様の右の座に座しておられます。しかし近い未来に、ついに立ち上がられる時がやって来ます。その時が再臨の時なのです。
主イエス様が大祭司に預言した、「天の雲に乗って来るのを、あなたがたは見るはずです。」とは、再臨の時に、生き残っているエルサレムのユダヤのすべての人々が、その目で、この光景を見ることを指しています。
オリーブ山に降りられるイエス様は、歯向かうすべての者たち(反キリストの全軍)を、一瞬にして滅ばされるのです。
そしてこの地上に「千年王国」を築かれ、統治なされます。》