◇◆◇日々のみ言葉
2018年11月8日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き4章14節】
4:14 そればかりでなく、いやされた人がふたりと一緒に立っているのを見ては、返す言葉もなかった。
◎ショートメッセージ
《ユダヤ最高議会サンヘドリンの面々は、ペテロとヨハネとの大胆さを見、またふたりが無学な、普通の人であるのを知って驚いたのです。
と言うことは、ふたりのどちらかを知っている人が、ユダヤの指導者の中に存在していたことにんなります。
昨日は、その人物こそが、主イエス様を十字架にかけて殺す決断をした、大祭司カヤパであることを学びました。
カヤパは、このように預言したのです。
『彼らのうちのひとりで、その年の大祭司であったカヤパが、彼らに言った。
「あなたがたは全然何もわかっていない。ひとりの人が民の代わりに死んで、国民全体が滅びないほうが、あなたがたにとって得策だということも、考えに入れていない。」
ところで、このことは彼が自分から言ったのではなくて、その年の大祭司であったので、イエスが国民のために死のうとしておられること、また、ただ国民のためだけでなく、散らされている神の子たちを一つに集めるためにも死のうとしておられることを、預言したのである。(ヨハネの福音書11:49~11:52)』
そして、サンヘドリンの裁判において、
『イエスをつかまえた人たちは、イエスを大祭司カヤパの所へ連れて行った。そこには、律法学者、長老たちが集まっていた。
しかし、ペテロも遠くからイエスのあとをつけながら、大祭司の中庭まではいって行き、成り行きを見ようと役人たちと一緒にすわった。
さて、祭司長たちと全議会は、イエスを死刑にするために、イエスを訴える偽証を求めていた。偽証者がたくさん出て来たが、証拠はつかめなかった。しかし、最後にふたりの者が進み出て、言った。
「この人は、『私は神の神殿をこわして、それを三日のうちに建て直せる。』と言いました。」
そこで、大祭司は立ち上がってイエスに言った。
「何も答えないのですか。この人たちが、あなたに不利な証言をしていますが、これはどうなのですか。」
しかし、イエスは黙っておられた。それで、大祭司はイエスに言った。
「私は、生ける神によって、あなたに命じます。あなたは神の子キリストなのか、どうか。その答えを言いなさい。」
イエスは彼に言われた。
「あなたの言うとおりです。なお、あなたがたに言っておきますが、今からのち、人の子が、力ある方の右の座に着き、天の雲に乗って来るのを、あなたがたは見ることになります。」
すると、大祭司は、自分の衣を引き裂いて言った。
「神への冒涜だ。これでもまだ、証人が必要でしょうか。あなたがたは、今、神をけがす言葉を聞いたのです。どう考えますか。」
彼らは答えて、
「彼は死刑に当たる。」
と言った。(マタイの福音書26:57~26:66)』と、主イエスを死罪に定めたのです。
このカヤパと義父であるアンナスが、ヨハネを知っていたのです。私は、ここにも不思議な人間模様を見るのです。神様のなさることは、本当にすごいことです。
そして彼らは、癒やされた男が、毎日のように「美しの門」において物乞いをしていたことを知っていました。その男が、今彼らの前でペテロとヨハネと共に立っているのです。
そして、ペテロとヨハネが、自分たちが十字架にかけたイエスと共にいたことが分かったのです。》